周囲と差をつける -転職活動の進め方まるわかりガイド-

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「転職をしようと思っているけど何から始めたらいいの?」「内定が出るまで何カ月かかる?」
転職を考えている営業パーソンの中には、こういった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。転職活動は、全体の進め方や流れを掴み、抜かりなく準備をして臨むことが大切です。
大まかな転職活動の流れと進め方を知り、適切なタイミングでひとつずつ実行に移していきましょう!


目次[非表示]

  1. 1.平均的な転職活動期間は?
  2. 2.転職活動の準備
    1. 2.1.転職の目的を明確にする
    2. 2.2.スキルの棚卸
    3. 2.3.転職先に求める条件を言語化する
  3. 3.応募書類の作成
    1. 3.1.履歴書
    2. 3.2.職務経歴書
  4. 4.求人を探す
    1. 4.1.①転職サイト
    2. 4.2.②スカウトサービス
    3. 4.3.③転職エージェント
    4. 4.4.④企業の採用サイト
  5. 5.求人に応募する
  6. 6.面接
  7. 7.オファー面談
  8. 8.内定
  9. 9.退職交渉
  10. 10.おわりに





平均的な転職活動期間は?

書類作成・応募・面接・内定・退職までの期間は平均3か月と言われています。
退職したいタイミングや引継ぎしやすい時期から逆算して行動をしましょう。


転職活動の準備

「転職しようかな?」と少しでも思ったら、応募をするかどうかにかかわらず、自己分析だけでも始めてみましょう。

  • なぜ転職しようと思っているのか
  • それは今の会社ではどうしても叶えられないのか
  • どういった環境・条件の会社に行けば叶えられるのか

この辺を整理しましょう。
現職で希望が叶えられるのであれば「残留する」という意思決定もありえますので、しっかりと言語化して現状と理想を整理しましょう。
その上で転職を進めると決めたら、今度は中長期的なキャリアから逆算して、次のキャリアで実現したいことを明確にしていきましょう。


転職の目的を明確にする

​​​​​「今のスキルを活かして次の環境で⚫︎⚫︎にステップアップしたい」「⚫︎⚫︎を実現したい」などと転職の目的の具体的なイメージを定めると、どのような企業を選ぶべきなのかが見えてきます。意思決定の方向性が決まれば、転職先を選ぶ際に生じる迷いは最小限に抑えられますし、面接で聞かれる志望動機にも説得力が増します。


スキルの棚卸

これまでのキャリアを振り返り、経験や業績、身についたスキルなどを棚卸ししましょう。キャリアを細かく振り返ると、自分でも気付いていなかった強み仕事へのスタンスが見えてきます。ここで明確になった内容は履歴書や職務経歴書を作成する際にも使えるので、十分な時間をかけて取り組みましょう。


転職先に求める条件を言語化する

企業にアピールできるスキルや経験が整理できたら、次は自分が転職先に求める条件を明確にしましょう。
求める条件が複数ある場合は、優先順位をつけましょう。すべての条件を満たす企業だけを受けるとすると、応募する求人が極端に少なくなってしまう可能性もあります。妥協できる条件を考えておくと、希望と少し違う求人があったとしても、優先順位をつけた条件が満たされていれば応募できるようになります。





応募書類の作成

応募書類の仕上がりによって、応募から面接への通過率や印象が変わることもあります。読みやすさを心がけて、あなたの経験がより具体的に、そして魅力的に映るようにまとめましょう。

履歴書

履歴書は氏名、住所、学歴など応募者のプロフィールを記載する書類のことで、ほぼフォーマットが決まっています。
採用担当者は履歴書から「学歴」「職務経歴」「資格の有無」「通勤可能か」「給与などの希望条件」「賞罰の有無」などといった基本的な情報を読み取ります。


▼履歴書に関する記事はこちら

  間違いのない履歴書の書き方 | SQiL Career Agent SQiL Career Agent


職務経歴書

職務経歴書とは、「過去に従事した業務の具体的な内容」、「職務上の役職」や「営業活動の具体的な実績」をまとめて記載する書類です。履歴書と違い、具体的な実務能力を記載します。
採用担当者は職務経歴書から企業が求める実務能力を満たしているか?をチェックしています。職務経歴書は、書類選考の時だけでなく面接の時にも採用担当者の手元で参照されます。応募から面接まで使用される非常に重要な書類と認識してください。

職務経歴書の作成に慣れていない方の場合、「お客様の信頼を獲得できるように努めた」「お客様に寄り添う営業活動をした」など、表現が抽象的になるケースが多いです。
これらの表現だけでは具体的にどのような営業活動をしたのか読み手には伝わりません。
また、あまり一般的ではない業界用語や社内用語を使うのもNGです。
読み手があなたの日々の営業活動をイメージできるように、具体的かつ端的な表現を意識してください。


▼SQiL Career Agentでは営業職に特化した職務経歴書のテンプレートもご用意しています。 キャリアアドバイザーとの30分のショート面談を実施した方に限定してお配りしていますので、希望される方はお気軽にお申込みください。

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求人を探す

準備が整ったら、いよいよ応募開始です。希望の職種や、希望勤務地、業種などの条件から、求人を探していきましょう。
求人を探す方法はいくつかあるので、紹介していきます。

①転職サイト

転職サイ トは多くの求人広告が掲載されているので、求職者が自分の職種や勤務地など希望条件に合った求人を確認することができます。 


②スカウトサービス

職務経歴書をサービス上に登録するだけで、自身の職歴に興味を持った企業からのスカウトを受け取ることができます。


③転職エージェント

転職エージェントは、無料でキャリアコンサルティングを提供しています。
求人の紹介にとどまらず、自己分析や面接対策を一緒に行なってくれる転職エージェントもいるので、有効活用するといいでしょう。


④企業の採用サイト

応募したい企業がある場合は、まずは採用サイトをチェックしましょう。
その企業が目指しているミッション・事業内容や募集職種の詳細が求職者向けに分かりやすく記載されていることが多いです。


求人に応募する

情報収集の過程で気になる企業が見つかったら、まずは応募してみましょう。面接に行ってみたら「想像していたイメージと違う…」ということもあり得ますし、全ての企業の書類選考に合格するとも限らないので、興味を持った企業は積極的に応募して、ご自身の目で確認するようにしましょう。
また、気を付けたいのは、できるだけ選考企業の足並みをそろえることです。選考の進み方やタイミングは企業によってまちまちです。複数社に応募する場合は、同時並行で選考を進めることが必要です。


面接

書類選考を通過したら、次のステップは転職活動のメインともいえる「面接」です。面接突破のカギは徹底した事前準備。面接当日を自信を持って迎えられるように、ポイントを押さえておきましょう。
まず、「志望動機」「転職をする理由」「転職活動の軸」「自己紹介」については必ず回答を用意しましょう。
また、自己分析や企業研究をもとに「これまでの経験を活かしその会社にどう貢献できるのか」「自分の強みがどう活きるのか」を伝える準備をしましょう。
最後に、面接は第一印象が肝です。身だしなみや表情のつくり方を意識し、相手に与える印象をコントロールしましょう。

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オファー面談

すべての企業が導入しているわけではないですが、オファー面談を実施している企業もあります。オファー面談とは、現場の責任者もしくは経営者が登場し、労働条件やあなたへの期待を直接お伝えする場のことです。
これは選考ではないので、労働条件や働く環境など、気になったことは全て質問し、納得感をもって意思決定できるようにしましょう。


内定

内定承諾期限は、通常1週間〜10日前後が一般的になります。
複数の企業で選考が進んでいる場合は、できる限り近い日程で最終面接を設定するとよいでしょう。例えば、3社の選考に進んでいる場合、最終面接は同じ週に調整することで、内定のタイミングも同時期になります。

内定を承諾する際は、内定承諾書に署名捺印することが多いです。
内定承諾書は、企業からの内定を承諾し、入社するという意志を示した契約書です。
法的効力はありませんが、承諾後に辞退すると企業に多大なる迷惑をかけることになります。絶対に、承諾の意思が固まってからサインをしましょう。
また近年は内定承諾書のサインに「クラウドサイン」や「ドキュサイン」といったクラウド押印サービスを利用している企業が多いです。


退職交渉

民法では「労働者は2週間前までに退職の意思を企業に伝えれば退職することができる」とされていますが、退職希望日の一か月前までに直属の上司に伝えるのが一般的です。多くの場合、退職に関する就業規則が用意されているはずなので、規定を踏まえて適切なタイミングで辞める意思を伝えましょう。
また、担当していた業務を可視化して、必要であれば引き継ぎ資料を作成しましょう。営業パーソンの皆さんは、担当顧客がいらっしゃると思うので、後任の方に顧客情報や受注背景、その後の状況をしっかり共有して、最後まで責任を持って仕事をしましょう。


おわりに

転職活動はあなたのキャリア、ひいては人生を変える大きな決断になると思います。
しっかり準備して臨み、心から行きたいと思った会社に意思決定をしましょう。ひとりでも多くの方が良いキャリア選択をできることを願っております。




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