「転職しようかな」と悩み始めた営業パーソンが、すぐやるべき 3つのこと
「転職しようかな・・」
「これからのキャリアが不安だな・・」
そんな悩みを抱える営業パーソンが、今、爆発的に増えていると感じます。
本記事では、そんなキャリアや転職に悩み始めた営業パーソンが、”すぐやるべき3つのこと”を具体的に解説していきます。
今すぐの転職を考えていないあなたも、一読の価値ありですので、お付き合いください。
「転職しようかな?」という気持ちが出てきたら、やるべきこと。
それは簡単な自己分析と情報収集であり、以下の3つです。
- モヤモヤの言語化
- 営業スキルの言語化
- 社外情報の収集
この3つに取り組むのは、最初は難しく感じる方も多いですが、とにかく手を動かすことが大切。頭の中だけでぼーっと悩み続けるのは、何も考えてないのと同じです。
それでは、紙とペンの準備はいいですか?(紙とペンは例え話なので、実際はPCのドキュメントでも良いです)
以下、解説していきます。
モヤモヤの言語化
なぜ転職しようと思っているのか、本当はどうありたいのか
転職を考えだしたということは、あなたは何かしらのモヤモヤ(不安や不満、欲求)を抱えているはずです。そのモヤモヤを自分の言葉にできるようにすることが、転職やキャリアを考え始める第一歩。人類が月に初めて到達した時の一歩目くらい、あなたのキャリアにとっては大きな一歩目です。
まずは現職や今の状況に対する小さなものから大きなものまで、全てのモヤモヤを箇条書きで書き出してみてください。本当に些細なことまで全て書き切ります。
そして書き出したモヤモヤに、解決優先度でランク付けをします。
A: 今すぐにでも解決したいもの
B: 今すぐじゃなくても良いが、中長期的には解決したいもの
C: モヤモヤしてはいるが、そこまで重要ではないもの
モヤモヤの例
モヤモヤを全て書き出し、ABCとランクをつけて解決優先度まで明確にすると、どうでしょうか?
「あ、自分ってこういうことに不満を持っていたのか」
「自分の悩み、1番はこれだったのか」
こんな発見があったんじゃないかなと思います。
繰り返しになりますが、まず大事なのは心のモヤモヤをきちんと言葉にすること、そして整理をすることです。
また書き出し、ある程度の整理が進んだら、誰かにその内容を聞いてもらいましょう。
信頼のできる知人や家族、また親身に相談に乗ってくれる転職エージェントやキャリアコンサルタントを探すのも1つの方法です。
人に話すことで自身の思考が深まったり、人に質問をもらうことで整理した内容が修正されることもよくあります。
そしてこのモヤモヤの解決手段について、その場で話し合うのも大切です。
現職でまだ頑張るべきと言われるかもしれませんし、転職した方が良さそうという意見も出るかもしれません。人や立場によっても意見が異なるため、複数人と話してみましょう。
この時点で、何か意思決定をする必要はなく、自身のモヤモヤが整理されることと、それに対してどんな意見が世の中にあるのかを把握することが大事です。
最後に1点だけ、注意事項を。
この言語化したモヤモヤを同じ会社の方に話す際は、あなたとの関係性が友好的で、かつ口が固いと信用できる方限定です。モヤモヤしていることの内容次第では、万が一広まってしまうと、あなたの社内評価が下がったり、何か不利益を被る可能性も大いにあるためです。
営業スキルの言語化
自分は何ができるのか、何が強みなのか
モヤモヤの言語化の次は、あなたは今の時点で何を経験してきているのか、どんなことができるのか、つまりあなたの営業スキルを言葉にしていきましょう。
転職においては、あなたは何ができるのか、何が強みの人材なのかはとても大切なポイントです。採用市場の中であなたの価値は、経験やスキル、そしてポテンシャルがどれだけあるかで判断されます。また、これまで培ってきた営業スキルを今後どのように活かしていくのかは、未来のキャリアプランの話にも繋がっていきます。
自身の営業スキルを整理するにあたって、営業パーソンであれば、以下のポイントをまずは整理してみてください。ポイントは抽象的ではなく、なるべく具体的に書き出すことです。
- 何を売ってきたのか
- 誰に売ってきたのか
- どのように売ってきたのか(新規か既存か、直販か代理店か、アウトバウンドかインバウンドかなど)
- 成果や表彰実績
- 成果を出すためのあなたなりの工夫や、その思考プロセス
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“モヤモヤの言語化”と”営業スキルの言語化”、この2つが進むと、自身のキャリアの方向性や今後どんな未来を叶えたいのかが、おぼろげながら見えてきます。ただ、この時点ではあくまでおぼろげながら程度であり、はっきりとはまだ見えない場合がほとんどです。
そこで、必ずセットでやるべきことが3つ目の”外部情報の収集”です。
社外情報の収集
自分が所属する業界や会社以外は、どうなっているのか
ここまでは簡単な自己分析の話をしてきましたが、この外部情報の収集に関しては、あなたの頭の外側の話。転職活動やキャリアプランを考えることに苦戦する方で最も多いのが、自分が所属する業界や会社以外のことをほとんど知らないというケースです。
世の中にはどんな会社があり、どんな仕事があるのか。そこで働いている人達はどんな価値観なのか。また、これからの未来はどんなスキルを持った人材が求められていくのか。こういった情報が全くない状態では、自身のキャリアを具体的に考えることは当然難しいです。
例えるなら、これから家を買って引っ越しをしようとしている人が、今の家の近所のこと以外何も知らない状態と言えます。家はエリアによって、購入金額も異なれば、住み心地も異なりますし、その地域に住んでいる人達の属性や価値観も異なります。また今後の地価なども重要で、買った後に土地代が高騰するエリアもあれば、急落し大きく損をしてしまうエリアもあります。
家は大きな買い物なので、皆さん自分で入念に調べたり、専門家の話を聞きに行きますよね。この家を探すという行動と、キャリアについて考えることは似ていると捉えるとイメージが湧くのではないでしょうか。いろいろ情報を得るうちに、実は今の家がすごい恵まれていて、新たに家を買うのはやめた方が良いと気づく場合もあるわけです。
しかしその一方で、外部情報の収集は一朝一夕ではなかなか難しいのも事実です。はっきり言って、けっこうな時間を要します。そのためこの外部情報の収集は、転職やキャリアについて考え出した瞬間からすぐに始め、また継続することを強くオススメします。
情報収集の仕方については、以下の手法を参考にしてみてください。
- ニュースメディアから、ビジネストレンドをチェック
- SNSで気になるビジネスパーソンをフォローし、発信をチェック
- 転職サイトや転職エージェントに登録し、どんな企業の求人案件があるかチェック
- 気になる分野はWEB上で検索し、記事や動画をチェック
- さらに気になる分野は書籍を数冊購入し、情報を体系的に理解
- その分野に詳しい人物とお話しする機会を設定し、生の声を収集
下に行くほど行動のハードルは上がりますが、得られる情報の質は高まります。
営業職に関しての情報収集なら、SQiL Career Agentを運営するCEREBRIXの各種情報も是非チェックしてみてください。
●Twitterアカウント:今井 晶也(セレブリックス CMO)
●Twitterアカウント:梅田 翔五(セレブリックス SQiL Career Agent 事業責任者)
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おわりに
モヤモヤの言語化、営業スキルの言語化、この2つに取り組むことで、自身の思考やできることがクリアになり、それと合わせて外部情報を収集していくことで、具体的にどんなキャリアの選択肢があるのかを把握することができます。
ここまで取り組めると、転職やキャリアについての思考は大幅に前に進みます。
人によっては、転職しよう!と意思決定をするきっかけになるかもしれません。
ただし、この3点は実際にやってみると決して簡単ではなく、自身1人では上手く言葉にできない、上手く整理できないということも多々あります。
わたしたちSQiL Career Agentは、そんな皆様のモヤモヤの言語化や、営業スキルの言語化のお手伝いももちろんいたしますし、外部情報の提供もおこなっております。
本記事をお読みいただき、相談してみたいと思った方は、是非お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。