「とにかく顧客に向き合い続ける」経験とスキルを棚卸し、価値観・実現したいキャリアから逆算した、2人のキャリア選択。

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SQiL Career Agentに相談して、大企業からLeaner Technologiesに転職された梅田さんと、スタートアップ企業からLeaner Technologiesに転職された阿部さん。どのようなきっかけで転職を決意し、どのような転職活動を行ったのでしょうか。今回、転職者の梅田さん・阿部さんと採用の窓口を担当していただいた山下さん、実際に転職支援をした担当キャリアアドバイザーの梅田で座談をし、当時を振り返ってもらいました。

★Point

  1. 転職活動の行き詰まり感・モヤモヤをSQiLと出会い面談を重ねることで解消できた
  2. 大切にしたい価値観や今後なりたい姿の壁打ちをして、最終的な意思決定軸が明確になった
  3. スキルや経験を抽象化して昇華することで、これまでの延長線上でないキャリアを開拓できた



大企業からの転職と、スタートアップからの転職。


━━ まずは経歴を簡単に教えてください。

梅田さん:私は2015年に慶應義塾大学を卒業して、新卒で大手損保会社に入社し、パートナーセールス(代理店営業)を8年間経験してきました。転勤もあり、神奈川・広島・福島と地方都市3拠点で働きつつ、社内副業や社内起業コンテストなど、自分の幅を広げながらチャレンジしてきました。30歳の節目で転職活動に踏み切りました。

阿部さん:私は2016年に中央大学を卒業しました。新卒で測定器のメーカーに入社してパートナーセールス(代理店営業)を5年弱経験しました。大手機械工具卸商社の西日本全域を担当していました。その後、新卒理系人材のスカウトサービスを扱っているスタートアップに当時8.9人目で入社をして、フィールドセールスの立ち上げから経験しました。


━━ 転職を考えるきっかけは何でしたか?

梅田さん:7年目のタイミングで人事異動の辞令が出たときにモヤっとしたことですね。新卒入社後、神奈川で自動車カーディーラー営業と広島でリテール営業を経験して、そのタイミングで新規事業コンテストへの出場とか社内副業をやったりと、目の前の業務にとどまらず、手を広げてチャレンジしていたんですよね。その後、もっとキャリアの幅を広げたいと思って部署異動希望を出したのですが、結果として、同じリテール営業でエリアが変わるだけとなってしまって。慣れている仕事ですし、周囲からも期待されて異動したのでそれ自体が悪いわけじゃないのですが、このまま同じ仕事を続けると考えたときに行き詰まり感を感じてしまい・・・。
そのタイミングでプライベートで子供が生まれたのですが、子供がハタチになったときに「お父さんはこういう仕事をやっているんだぞ」と背中を見せれるかと考えると、やりたいことができていない自分に対してイマイチだなと感じてしまったんです。30歳の節目の年ですし、貪欲にチャレンジしてみようかなと思って色々見始めたのがきっかけでした。



━━ 梅田さんの場合、前職だと「この先ずっと転勤族」というネックもありましたよね。

梅田さん:そうですね。妻は今後転勤があってもできればついていきたいと言ってくれていたんですが、妻も定職に就きたいと考えたときに、地方だと仕事が少ないんです。さらに、数年後に夫の転勤が決まっている女性を雇ってくれる会社はゼロと言っていいほどない。妻はフルリモートという選択肢は考えていないみたいで、一方で年収をガッツリ下げて地方で働くのもどうかなという感じでした。
そんな中、私が本当にやりたい仕事でついてきてくれるならいいのですが、そういうわけでもないのについてきてもらって、妻に我慢を強いるのってどうなんだろうなと考えたのも転職を後押しするきっかけのひとつでしたね。


━━ 梅田さんが大手企業からの転職に対して、阿部さんは前職もスタートアップ企業でしたね。どのようなきっかけで今回の転職に踏み切ったのですか?

阿部さん:私は前職に8人目の社員として入って、45人くらいのフェーズで退職しました。会社が成長するにつれて、会社と自分の価値観が若干ズレているなと思ったのがきっかけです。やはりスタートアップの初期の組織で働く以上は、当たり前ですがミッションビジョンバリューへの共感とか、会社がどこに向かっていてお客さんとどう向き合っているのか等が一人ひとりの社員と一致している必要があると思っていて。
自分と会社の価値観が合っているのか分からなくなってきて、このままじゃよくないなと思い転職活動をはじめました。


転職活動の行き詰まり感がありSQiL Career Agentに相談


━━ お二方ともどういった経緯でご連絡くれたんでしたっけ?

梅田さん:僕はTwitter(現:X)のDMで梅田さん(SQiL)に連絡しました。元々梅田さんの投稿はよく見ていたのですが、梅田さんが「インタビューしたいので大企業の営業の方、ぜひDMください」と投稿されているのを見かけて、これはチャンスだなと思い連絡しました。
というのも、その時点で転職活動は進捗していて、既にエージェントさん何社かとコミュニケーションを取りながら情報収集はしていたのですが、ちょっと行き詰まりを感じていて。できる選択肢を全て取ろうと思い、梅田さんに連絡したという感じです。

阿部さん:私は、梅田さんが登壇されていた営業系のセミナーがきっかけでした。セミナー終了後のアンケートに質問を書いたところ、梅田さんから「一度面談しませんか?」とメールをいただいて。
元々前職時代に、セレブリックスが実施していた営業研修「セールスイズアカデミア」を受けたことがあったので、セレブリックス自体に信頼があったのも大きかったですね。


━━ お二人とも、悩まれていたタイミングでご連絡くださったんですね。ちなみに、SQiL Career Agentにどんなことを期待していましたか?

梅田さん:これまで他のエージェントさんとお話ししていて少しモヤっとしていたのが、私個人のキャリアというよりは、経験業界・経験職種でタグに分けられている気がしていたんですよね。たとえば、私の経験だと「金融・IT未経験」というタグがつけられて、元々用意されていた企業を一気に紹介される。なので、どのエージェントさんに聞いても大体は「まずはコンサルかメガベンチャーでパートナーセールスからやってみようか」という提案になるんですよね。
そうした中で、「本当にそれしか自分の可能性はないのかな?」と考えたり、なにが正解なのか分からなくなって、初心にかえってキャリアの棚卸をさせてもらえたら嬉しいなって思ってご連絡しました。

阿部さん:まず、信頼感はあったんですよね。先ほどセレブリックスの営業研修に参加したというお話をしましたが、元々セレブリックスにはエンゲージメントが高かったという前提で、キャリアの話もしてくれるなら聞いてみようかなという感じです。それと、梅田さん自身が営業経験のある方っていうのも大きかったですね。実際に現場を経験しているエージェントさんって多くはないと思うので。


CTAボタン


可能性を引き出してもらい導いてくれた


━━ 面談を重ねる中でなにか気付きはありましたか?

阿部さん:面接対策での気付きがとても多かったです。
転職活動自体に行き詰まってたので、壁打ちしてもらいたかったんですよね。特に、1社目の測定器メーカーの経験をどう伝えようかずっと悩んでいました。当時の業務が、比較的属人性の高い部署の営業だったので、特殊性の高い状況をどう言語化すべきか・・・と。1社目から2社目の転職でも言語化できずに転職したんですよね。
梅田さんとディスカッションする中で、経験とスキルをどんどん細分化していくことができ、「こうやって言語化すると伝わりやすいのか」と腹落ちしましたし、大きな気付きをいただきました。

梅田さん:キャリアの棚卸ができたらいいなって感じで入ったのですが、話していくうちに「梅田さんのご経験ならこういった可能性もありますよね」などと、期待以上の引き出しをしてくれました。
たとえば、パートナーセールスの経験があるから、単純に同様の職種を募集している企業を紹介するのではなく、「パートナーセールスって代理店を介してモノを売るだけではなく、代理店という組織をどう動かしていくかという取り組みをしていますよね。それってエンタープライズセールスの動きと同じだと思います。ご興味あれば、エンタープライズセールスのキャリアも検討してみませんか?」と、新たな気付きをいただけました。
これまでの経験を活かしつつ、新しいチャレンジをしたくて転職活動を始めたので、私のニーズをしっかりとキャッチアップしてくれた上でベストな提案をしてくれていると感じましたね。
その後、4社くらいご紹介いただき、「規模とフェーズ的にスタートアップのこのくらいのステージの会社に行くと梅田さんのやりたいこと実現できると思いますよ」というお話をしてもらいました。逆に、「上場前のメガベンチャー企業だと、すぐ事業開発みたいなポジションに就くことも難しいし、組織が成熟しつつあるので、役職をどんどん上げていくのも中々難しかったりするかもしれないですね」というアドバイスもとても勉強になりました。


━━ お二人のカジュアル面談は山下さんが担当してくださいましたが、山下さんや Leaner Technologiesの当時の印象はどうでしたか?

阿部さん:私はセールスのイベント等で山下さんとお会いしたことがあって、元々顔見知りだったんですよね。その後もお酒の場で何度かご一緒していて、サービスのペルソナとかは聞いていたので、面談ではLeanerの事業やプロダクトのことを聞きました。

梅田さん:私は実は、カジュアル面談の直前にトラブル対応が入り、面談に少し遅れてしまったんですよね。事前に「遅れます」とご連絡したところ、気さくに「大丈夫ですよ」と言っていただいて。遅刻した時点で即アウトな会社もあるとは思うのですが、状況を理解して柔軟に対応してくださったのはかなり好印象でした。面談では、フランクに会社の説明をしていただき、私自身もこれまでやってきたことを伝えました。


組織全体が同じ方向を向いていて、全員が顧客に集中しているLeaner Technologies


━━ お二人はLeaner Technologiesに入社してどうでしたか?ギャップとかはありましたか?

梅田さん:いやぁもう100点です。(笑)
なんというか、良い意味でここまで手厚くサポートしてくれると思っていなかったんです。もちろんいい会社だと思って入社しているのですが、超大企業からシリーズAの会社に転職をしているので、みんな多忙で「砂漠の中に一人」みたいな状態で普通かなと想定していたんですが、全くそんなことはなくて(笑)
今日も先輩にお願いをして、コアタイム外に案件相談に乗ってもらったりと、つくづくいい会社だなぁと嬉しいギャップを感じています。
あとは本当にいいプロダクト作っているなぁと。お客様に提案していくときに「こういうサービスずっと欲しかったんですよ!」とめちゃくちゃ喜んでもらえるんですよね。お客様のペインを捉えていて、いいモノづくりをしているなと日々肌で感じています。

阿部さん:私は、120点!(笑)
とにかく、「価値観が合う」「カルチャーマッチする」ってこういうことなんだなというのを身をもって感じました。「顧客に向く」という考えを全員が持っていて、それを全員が体現している組織なので、本当に居心地が良いです。


━━ 2人の今後の抱負や目標を教えてください。

梅田さん:転職活動をしていた当時は「今後のキャリアをどうするか、どんな風にキャリアを作っていくか」を真剣に考えていたのですが、今は完全に事業を伸ばしていくというところにベクトルが向いていますね。
いいサービスを日本中に届けていくために、外せないピースとして自分を置いてもらっているので、良い意味でプレッシャーもありますし、やりがいになっています。良いものを売った先に自分自身のキャリアも肉厚になってる実感があるので、まずは目の前の責務を果たしていくことですね。

阿部さん:マネージャーより多く売ることは当然やらなきゃいけないことですが(笑)
営業の成果はもちろんなのですが、どちらかというと目の前のお客様に課題が起きすぎていて、「これを早く解決しないとやばい」という感情を強く持っています。ひとりでも多くのお客様の課題解決をするために、とにかく自分自身が行動し続けないといけないなと感じています。



━━ Leaner Technologiesの方って共通言語を持たれているというか、みんな同じ話をされますよね。本当にすごいと思います。

山下さん:一人だけ訴求していても周りはついてはこないけど、Leanerは周りが全員同じ方向を向いているので、組織全体として同じ思考になっているんだと思います。

阿部さん:そうですね。ただ、私は同じベクトルを向けるまでに時間がかかった方かもしれません(笑)
Leanerではお客様の状況を深く理解しないと課題解決には導けないので、とにかくお客様と向き合わなければいけないんですよね。お客様と向き合った先にお客様が課題を解決していったり、その過程で喜びを分かちあったときに、自分が何をしているのかを省みて、そこで改めてLeanerのサービス意義や社会貢献性を再認識したって感じですね。
なので、Leanerにいて、お客様に向き合い続けたら自然とそうなるんだと思います。


「経験」よりも「キャッチアップ力」が大事


━━ 山下さんにも質問したいのですが、Leaner Technologiesの採用基準って今どんな感じなんですか?

山下さん:これまでは経験者を中心に採用要件を置いていましたが、最近は経歴やスキルはそこまで関係ないなと感じています。もちろん経験者は大歓迎ではあるのですが、ITや製造業界未経験でも、阿部さんや梅田さんのように成果をしっかり出してくれている方がたくさんいるので、これまでの経験云々よりも「キャッチアップ力」が大切だなと感じています。
キャッチアップ力というのは、自ら主体的に情報をとりにいけるかとか、インプットしてPDCAを回し続けられるタイプなのか、というところですね。
あとは「コトに向かう」という意識を大事にしていますね。個人のキャリアアップとか、マネジメントをしたいとか、もちろん働くうえで大事な要素ではあるのですが、それ以上に顧客の事業成長を考える、世の中をもっとよくしていこうと考える、そういった外向きのベクトルを持っている人はとてもカルチャーマッチすると思います。



<担当キャリアアドバイザー梅田より>

阿部さん、梅田さん、山下さん、本日はありがとうございました!
転職活動自体は進んでいるものの、なんとなく「これでいいのかな?」と行き詰まり感を感じている方は多いと思います。
SQiL Career Agentでは、そういった転職活動の壁打ちにも対応しておりますので、営業職の今後のキャリアに少しでもお悩みの方は、ぜひSQiL Career Agentにご登録ください。
また、SQiL Career Agentでは多くの営業支援の実績・知見から、成果に一番起因した活動の分析やスキルの可視化をお手伝いしています。
営業経験の言語化には長けていると自負しておりますので、ぜひご相談くださいませ。

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