成果要因の言語化で転職成功。約4ヶ月にわたり密度の濃い面談を重ね、心から納得のいく転職を実現。

SQiL Career Agentに相談して、SaaS企業からSmartHRに転職された鬼頭さん。どのようなきっかけで転職を決意し、どのような転職活動を行ったのでしょうか。今回、転職者の鬼頭さんと採用の窓口を担当してくださった浅井さん、実際に転職支援をした担当キャリアアドバイザーの梅田で、当時を振り返ってもらいました。

★Point

  1. 20代で3回目の転職活動。伝え方を工夫することで企業からの定着懸念を払拭できた
  2. 「なぜ成果を出すことができたのか」など、過去の経験やスキルの言語化ができた
  3. 短期ではなく中長期で実現したいことから逆算して、「今どんな選択をすべきか?」を考えられた



営業職としてさらなる経験を積むために、転職を決意


━━ 経歴を簡単に教えてください。

鬼頭さん:私はこれまで3社でキャリアを積んできました。1社目はLPガスの販売会社で、ガスの個人供給先に対してガス器具や新電力の営業を経験し、その後、新電力の販売代理店をしている企業に転職をしました。3社目の前職はHR系のスタートアップ企業で、インサイドセールスを経験して、2023年4月にSmartHRに転職してきました。


━━ 前職ではどんなお仕事をしていたんですか?

鬼頭さん:前職はHRテクノロジーのSaaS企業でした。HRという領域はSmartHRと重なりますね。人事労務の方や保健師さん、産業医さんなど、「企業の健康管理」を担当している方に対して、健康管理システムと呼ばれるサービスを提供していました。2年半弱在籍して、インサイドセールスのSDRとBDRの両方を経験しました。


━━ 転職を考えるようになったきっかけは何でしたか?

鬼頭さん:結論からお伝えすると、「自分のやりたいことが、当時の前職の環境では実現できないな」と感じたのがきっかけです。私はこれまでインサイドセールスとしてキャリアを歩んできましたが、「インサイドセールスだけではなくいずれはフィールドセールスにも挑戦したい」という想いがもともとありまして。それが、前職の環境だとしばらくは実現が難しそうだったので、そのタイミングで転職活動をはじめました。



━━ なぜフィールドセールスにチャレンジしたいと考えていたんですか?

鬼頭さん:二点ありまして、一点目は営業職としてもっと力をつけたいなと思っていたことです。SaaSの営業はインサイドセールスとフィールドセールスに大きく分けられますが、フィールドセールスの経験も積むことで営業パーソンとしてさらにスキルアップできると考えていました。
二点目は、実は前職へフィールドセールスとして入社しているんですよね。ただ、オンボーディング中に当時の私のスキル・経験との相性をみて、インサイドセールスに異動したという経験があって。インサイドセールスをやりきったのもあって、改めてフィールドセールスにチャレンジしたいと考えるようになりました。


━━ 結果的に、現職にはインサイドセールスとしてご入社されましたね!営業職としてのキャリアについて相談する中で、考えの変化があったのでしょうか?

鬼頭さん:そうですね、結果的にインサイドセールスとしてSmartHRに入社をしました。当時SmartHRでは、エンタープライズ領域での新規開拓における経験が不足していることがインサイドセールスチームの課題と伺っておりました。
参照:SmartHRのエンタープライズISへの山登り、今一合目です

前職にてエンタープライズ領域の新規開拓の経験をしていたこともあり、即戦力として貢献できそうな点、また前職では新規開拓の経験はあるものの、インバウンドでのインサイドセールス業務と兼務で行っていたこともあり、エンタープライズ領域での新規開拓を専任で担当することで、営業職としてさらなるスキルアップに繋がると感じたことがきっかけです。

ただ、転職活動の一つの軸である「営業職としてのスキルアップ」といった観点で、フィールドセールスへのキャリアの選択肢も用意されていることは譲れない部分ではあったので、SmartHRではキャリアの選択肢と実例が多くあるのは安心材料でした笑


20代中盤、4社目の転職活動


━━ 鬼頭さんは今回が3回目の転職活動でしたよね。新卒の就職活動も入れると4回目のキャリア選択になると思いますが、今までの就職活動や転職活動で苦戦したことってあるんですか?

鬼頭さん:1社目と2社目に関しては、リファラルで入社しているということもあり、3社目の前職に入るときの転職活動がある意味はじめての転職活動という感覚でした。苦戦したところで言うと、面接官からの質問に対して、伝えたいことをうまく伝えることができず、もどかしい思いをすることがありましたね。要因としては、単純に今までやってきたことの言語化ができていませんでした。


━━ 今回の転職活動についてもお聞きしたいのですが、当初不安だったこととかってありましたか?

鬼頭さん:そうですね。同世代の20代の方と比較すると、4社目というのは経験社数として多い方ですし、さらに2社目は3ヶ月で短期離職をしてしまっているので、その点をどう伝えれば面接官の方に納得いただけるのだろうと不安はありました。


転職活動の不安を払しょくするためにSQiL Career Agentに相談


━━ 転職先は、どういった企業を受けようと思っていましたか?

鬼頭さん:転職先も、前職と同じSaaSの業界で考えていました。前職でインサイドセールスを2年やっていたので、そのスキルや経験を活かせる業界を軸に考えていました。


━━ なにを期待して、SQiL Career Agentに相談してくれたんですか?

鬼頭さん:先ほどお伝えした不安だった点に繋がるのですが、転職回数が多いので「会社に定着してくれるのか」という面接官の懸念をどう解消すれば良いのか相談したいと思っていました。また、これまでの営業経験や成果が出た要因をどうすれば上手く伝えられるのか、言語化をお手伝いしてもらって最短距離で進めたいと考えていました。


━━ 実際結構やりとりしましたよね。面談は週1ペースで約4ヶ月間くらい、回数でいうと15回ぐらいお話ししましたね(笑)相談して良かったなってこととか、SQiL Career Agentが貢献できたことってなにかありましたか?

鬼頭さん:一つ目は「過去の経験やスキルの言語化」です。
私は1社目と2社目で、成果は出していたんですけど、なぜ成果を出せたのかを言語化できていなくて……。
私個人としては量を人一倍こなしたことが要因だと思っていたんですよね。
ただ、梅田さんと何度も壁打ちをして突き詰めていく中で、単純な量が要因だったのではなく、「決められた時間の中で、担当エリアの訪問件数を少しでも増やせるように、距離が近いお客さまのアポイントを取って訪問する工夫をしていたこと」、つまり『訪問件数を増やす仕組みを自分自身で確立してきたこと』が成果につながる重要な要因であると分かりました。自分の中ですごく腹落ちして、面接でもその企業での仕事内容に当てはめて、自信を持って伝えることができました。

二つ目は、「面接での伝え方」です。
例えば、面接の最初に「簡単に自己紹介をしてください」だったり、「経歴をまとめて教えてください」と言われるシーンってよくありますよね。
先ほど短期離職についてお話ししましたが、梅田さんに面談していただく前は、経歴だけをそのまま伝えていたんですね。ただ、それだとどうしても「第一印象からネガティブな印象」を与えてしまう。結果として、一次面接で落ちてしまうということが何度かありました。

梅田さんに相談をする中で、経歴はもちろん事実通りに伝えますが、伝え方を変えていきました。「当時は考えが浅はかでした。ただ、現職で変わるきっかけがあって、今回面接に挑んでいます」と、ただ経歴を時系列で紹介するだけでなく、最初に素直な気持ちを伝えることで、ネガティブな印象だけで終わらないようにする。その点は心掛けていましたし、選考がうまく進んだポイントだと思っています。



SmartHRでの新しい挑戦


━━ SmartHRに入社して、良いギャップや悪いギャップはあったりするんですか?

鬼頭さん:良いギャップは、陳腐な言葉なんですけど、SmartHRは本当にいい人が多いなという印象です。当たり前なことですが、全員が明るく挨拶をしていたり、何か厳しいことを伝えるときは、しっかり相手の感情を意識して伝えたりなど、「人の感情に配慮できる方が多い」というのはとても良いギャップでした。
悪いギャップは……ん……正直ありませんね(笑)


━━ 同じインサイドセールスでも、会社やプロダクトが変わるとやり方とかって結構変わりますか?

鬼頭さん:実際に感じたのは、会社やプロダクトが変わっても成果を出すためのポイントは一緒だということですね。一方、前職よりもSmartHRの方が1人当たりの保有する企業数は少ないので、一社一社に対してよりしっかりと情報収集をして、戦略を綿密に練った上でアプローチをしないといけないなと感じています。


SmartHRは、今が一番面白い


━━ 浅井さんから見て、SmartHRに向いている方ってどんな方ですか?

浅井さん:SmartHRにはValueが7つあるのですが、それらを体現できる人=カルチャーマッチする人というのがまず前提です。100の問題を100人で1人1問ずつ解いていこうっていう「自律駆動」というカルチャーがあるのですが、それを実現していくためにはある程度価値観が揃っていないと、アウトプットが変わってきてしまうので。
その他には、「変化を柔軟に前向きに楽しめる方」ですかね。逆に言うと「安定していたい」とか、「その場に留まっていたい」「守りでいたい」という思考が強い方だと、おそらくSmartHRで働いても楽しくないと思います。
SmartHRで働いて楽しく幸せになっていただくには、変化を前向きにポジティブに捉えて、その波を自分でも楽しめる方なのかなとは思います。

外から見ると結構整っているんじゃないかっていう規模にもなってきているので、安定しているように見えるのは当然かなと思うのですが、目指してる山がすごく高いので、中長期的に見ると、まだまだ前半の前半ですね。

今もものすごい速さで常に変化がありますし、今のこの作り上げてる過程がみんな楽しいと思っているんだと思います。


営業職の転職ならSQiL Career Agent


━━ 実際にじっくりと面談を受けていただいた鬼頭さんからみて、SQiL Career Agentはどんな方におすすめですか?

鬼頭さん:SQiL Career Agentは母体が営業職のノウハウを体系化して提供しているセレブリックスなので、客観的にこれまでの経験やスキルを分析して、営業として今後どんなキャリアを歩むべきか?といったアドバイスをもらいたい方には非常におすすめです。
職務経歴書の書き方や、面接での伝え方はもちろん、5年後、10年後のキャリアを見据えて今どんな選択をすべきかアドバイスいただけたことは非常に勉強になりました。


<担当キャリアアドバイザー梅田より>
鬼頭さん、浅井さん、本日はありがとうございました!
SQiL Career Agentでは営業職に特化したキャリア支援をしていますが、営業職のスキルって、エンジニアとかマーケターに比べてかなり感覚的で抽象度が高い話になってしまうことが多いと思っています。
成果を出せた要因を客観的に分析するのって非常に難しいですし、それを抽象化して次の会社でも活かせるスキルとして紐づけて言語化できている人はほんの僅かだと思います。
弊社セレブリックスは営業専門の会社なので、多くの営業支援の実績・知見から、成果に一番起因した活動の分析やスキルの可視化をして、職務経歴書で表現したり、面接できちんとお話いただけるようにご支援をしていますので、実際にそう体感いただけたことが嬉しいです。
営業職の今後のキャリアに少しでもお悩みの方は、ぜひSQiL Career Agentにご登録ください。

担当キャリアアドバイザー/梅田 翔五
担当キャリアアドバイザー/梅田 翔五
上智大学経済学部経営学科卒業。 大手製薬会社の営業、ダンススタジオ立ち上げ、 大手人材紹介会社のCAマネージャー、ITスタートアップの営業マネージャーを経たのち、営業の総合支援会社であるセレブリックスに入社。 現在は SQiL Career Agent の事業責任者を務めている。 Twitter:@job_and_life

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