希望年収の答え方をキャリアアドバイザーが解説!金額の決め方や面接例文・NG例

「希望年収を聞かれたけれど、いくらと答えればよいのかわからない」
「年収アップを希望したいけれど、高望みだと思われて選考で不利にならないかな」
このように、転職活動で希望年収をどう伝えるべきか迷っている方もいるでしょう。
希望年収は、「これくらいもらいたい」という金額を伝えるのではなく、現在の年収や求人票に記載されている年収、自分の経験・スキルなどを踏まえて決めることが大切です。根拠を持って希望額を設定できれば、企業とも希望する条件について話し合いやすくなります。
実際にSQiL Career Agentでは、年収アップを実現した利用者が58.5%で、年収アップした方の平均上昇額は81.2万円です(2024年4月〜2026年3月の成約実績)。
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本記事では、大手メーカーでの法人営業を経て、人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして年間約200名の面談・転職支援を経験し、複数回のMVP受賞やチームリーダーとしてのマネジメント経験を持つK.Urumaの知見を交え、希望年収の決め方や伝え方、ケース別の回答例、避けたい伝え方を解説します。
希望する年収とその根拠を整理し、納得できる条件で転職するための参考にしてください。
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採用担当者が転職面接で希望年収を聞く理由
採用担当者が希望年収を聞くのは、ただ単に「いくら欲しいのか」を確認するためではありません。主に、自社で提示できる給与とのズレや、あなたのこれまでの経験・スキルに対する自己評価、転職で年収をどの程度重視しているかを確認する目的があります。
自社の給与レンジと希望額が合うかを見極めるため スキルや経験に見合う自己評価かを測るため 年収をどの程度重視しているかを知るため
これらの採用側の本音をあらかじめ理解しておけば、相手が納得できる根拠を持ったスマートな受け答えができるようになるでしょう。
自社の給与レンジと希望額が合うかを見極めるため
企業は採用するポジションごとに、提示できる年収の目安を決めています。そのため、あなたの希望年収を聞き、自社で提示できる金額とのズレがないかを確認します。
たとえば、企業が想定している年収が450万〜550万円なのに対し、あなたが700万円を希望している場合は、選考を進めても条件は合致しません。
希望年収を聞かれたからといって、高い金額を伝えること自体が問題になるわけではありません。まずは、企業側が提示できる金額との違いを確認するためと捉えておきましょう。
スキルや経験に見合う自己評価かを測るため
希望年収から、あなたが自分の経験やスキルをどのように評価しているかを見ている場合もあります。
たとえば、同じ500万円を希望する場合でも、これまでの経験によって企業の受け止め方は変わります。
希望年収を高く伝えることが問題なのではなく、「なぜその金額なのか」を説明できることが大切です。
これまでの経験や実績と希望額が結びついていれば、採用担当者も希望年収の理由に対して納得しやすくなります。
年収をどの程度重視しているかを知るため
希望年収は、あなたが転職先を決めるうえで、年収をどの程度重視しているのかを確認するためにも聞かれます。
転職先を選ぶときに重視することは、人によって異なります。
仕事内容を第一に考えている人と「年収600万円以上でなければ転職しない」という人では、企業側が条件を提示するときの考え方も変わります。
年収を重視すること自体は悪いことではありません。希望年収とあわせて、転職で何を実現したいのかをあなた自身の言葉で説明できるようにしておくと、希望する条件も企業に伝わりやすくなります。
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【ケース別】希望年収の答え方と例文
希望年収の伝え方は、現在の年収や転職で重視することによって異なります。大切なのは、希望額だけを伝えるのではなく、「なぜその金額を希望するのか」まで説明することです。
ここでは、4つのケースに分けて実際に使える回答例を紹介します。
同業種で現年収より高い年収を希望する場合 未経験の業界・職種で現年収を下げたくない場合 仕事内容や働き方を重視する場合 「御社規定に従います」と答えるか迷う場合
以降では、希望年収の答え方の一例を紹介していますが、毎回詳しく説明する必要はありません。金額だけを確認したい面接官には端的に答え、理由を聞かれたら根拠を補足するなど、相手の聞き方に合わせることも大切です。
自分の希望を通すことだけを考えず、企業側の給与レンジや評価制度も踏まえてすり合わせる姿勢を持ちましょう。
同業種で現年収より高い年収を希望する場合
同業種への転職で年収アップを希望する場合は、これまでの経験や実績を根拠に希望額を伝えましょう。
どちらも「今より年収を上げたいから」ではなく、これまで何を経験し、転職先でどう活かせるのかまで伝えている点がポイントです。
未経験の業界・職種で現年収を下げたくない場合
未経験の業界や職種に転職する場合でも、現在の年収を維持したいという希望を伝えることは可能です。その際は、これまでの経験で得たものを、転職先でも活かせる形にして伝えましょう。
未経験だからといって、最初から希望年収を下げて伝える必要はありません。まずは希望を伝えたうえで、企業側の提示額を確認しましょう。
仕事内容や働き方を重視する場合
年収だけでなく、仕事内容や働き方を重視している場合は、年収にある程度の幅を持たせて伝えましょう。
働き方を優先しているからといって「年収はいくらでも構いません」とするのではなく、希望額を示したうえで、ほかにも重視していることがあると伝えるのがポイントです。
実際にSQiL Career Agentを利用してDr.健康経営へ転職した方も、最初の選考では年収が下がることへの不安から、一度転職を見送っています。
その後、現在の年収だけでなく、子どもとの時間や働き方、今後身につけたいスキル、将来の収入まで含めて考え直した結果、再びDr.健康経営を志望。営業企画として新たな経験を積みながら、希望していた働き方も実現しています。
「御社規定に従います」と答えるか迷う場合
面接で「御社規定に従います」とだけ答えてしまうと、企業側は「前職での実績や現在の年収水準へのこだわりが特にない」と判断せざるを得なくなります。
現在の年収という客観的な事実を基準点として伝えつつ、企業の給与制度も尊重するスタンスを示すのが最もスマートな方法です。
このように、希望がある場合は遠慮せず伝え、そのうえで相談できる余地を残しておくとよいでしょう。
【NG例】希望年収を伝えるときの注意点
希望年収を伝える際は、金額の根拠と伝えるタイミングを意識することが大切です。ここでは、希望年収を考える際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
- 求人票や相場を大きく上回る金額を伝える
- 前職の年収だけを根拠に希望額を決める
- 企業から聞かれる前から年収交渉を始める
求人票や相場を大きく上回る金額を伝える
求人票に記載された金額や、その業界・職種の年収相場を確認せず、大幅に高い金額を伝えるのは避けましょう。
たとえば、求人票の年収が400万〜500万円の場合、特別な理由もなく「600万円を希望します」と伝えても、当然ながら企業側がその金額を提示するのは難しい可能性が高いです。
求人票の上限を超える金額を希望してはいけないわけではありません。ただし、その場で無理に希望額を押し通すのではなく、入社後の評価の仕組みをすり合わせることが大切です。
スタートの金額だけに固執せず、成果を出した際の上昇幅を確かめるスタンスを示すことで、仕事への高い意欲が面接官へ自然に伝わります。
前職の年収だけを根拠に希望額を決める
現在の年収は希望額を決める際の参考になりますが、「現年収=あなたの市場価値」とは限りません。年収は、あなたの能力だけで決まるものではないためです。
このように、今の年収は「どの業界の、どんな仕組みの会社にいるか」という環境だけで大きく左右されます。
現在の年収が低いからといって、それがあなたの市場価値とは限りません。希望年収を決める際は、前職の金額に縛られすぎず、転職先の給与水準や自分が果たすべき役割をベースに考えていくことが大切です。
企業から聞かれる前から年収交渉を始める
希望する年収が決まっていても、選考の早い段階から自分から年収交渉を始める必要はありません。
希望年収を伝えることと、実際に年収を交渉することは分けて考えましょう。
企業側があなたの経験やスキル、入社後に任せたい仕事を十分に把握していない段階では、具体的な金額について話し合う材料もそろっていません。
面接で希望年収を聞かれた場合はきちんと回答し、具体的な年収について相談するのは、企業から条件が提示されたタイミングがよいでしょう。
採用担当者に納得してもらえる希望年収の伝え方
希望年収を伝えるときは、金額だけでなく「なぜその金額を希望するのか」を説明できるようにしておきましょう。ここでは、希望額の根拠を持ち、企業にあなたの希望を理解してもらうための3つのポイントを紹介します。
- 複数社の選考を進めて希望年収の根拠を持つ
- 希望年収とあわせて入社意思を伝える
- 企業との関係が深い転職エージェントに相談する
なお、企業から提示された年収について交渉したい場合は、希望年収を伝えるときとはタイミングや伝え方が異なります。年収交渉をするタイミングや具体的な伝え方を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
複数社の選考を進めて希望年収の根拠を持つ
希望年収に根拠を持たせるためにも、転職活動では1社に絞らず、複数社の選考を並行して進めるのがおすすめです。
とくに、ほかの企業から実際に提示された年収は、「自分がどのくらいの金額で評価されているのか」を知る材料になります。たとえば、以下のような状況を考えてみましょう。
この場合、第一志望のA社に対して「他社から500万円のオファーを受けている」と事実を伝えられます。
人事の立場から見ても「他社より高い年収を出さなければ、自社を選んでもらえないかもしれない」という焦りが生まれるため、500万円を希望する際の手堅い材料になります。
逆に、選考中の企業が1社だけだった場合、人事から「他に選択肢がなければ、400万円台に抑えても入社してくれるのではないか」と足元を見られてしまうリスクがあります。
だからこそ、複数社の選考を進めるなら、内定が出る時期をできるだけそろえることが大切です。
希望年収とあわせて入社意思を伝える
志望度の高い企業に希望年収を伝えるなら、希望年収とあわせて入社意思も明確に伝えましょう。
前提として、企業側が希望額に近づけるためには、人事担当者が上司や関係部署に相談し、提示する年収について社内で調整する場合があります。
人事の立場としては、応募者の入社意思が分からないまま動くのはリスクが伴います。「頑張って現場や上層部を説得したものの結局、内定辞退となってしまった」となっては、せっかくの社内交渉が徒労に終わってしまうからです。
そのため、入社意思がはっきりしている求職者のほうが、企業側も安心して動きやすくなります。
面接の場でこのように伝えられれば、人事は「この人は年収希望さえクリアすれば確実に入社してくれるんだ」と確信できるため、上層部へ向けて強気に社内決裁を進められるようになります。
企業との関係が深い転職エージェントに相談する
希望年収に迷ったときは、応募する企業の採用事情をよく知っている転職エージェントに相談するのも一つの方法です。
企業との関係が深いエージェントであれば、求人票だけではわからない情報を持っているためです。
エージェントは、あなたの希望額をそのまま企業へ伝えるだけの役割ではありません。
「あなたは550万円を希望している」「企業は500万円を想定している」という状況で、どの経験を企業に伝えれば希望額に近づける可能性があるのかまで考えてくれるエージェントに依頼しましょう。
SQiL Career Agentでは、営業職の経験やスキルを細かく確認し、企業側からどのように評価されているのかも踏まえながら、年収について相談できます。
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転職エージェントが企業との年収交渉でどのような役割を担うのか、詳しく知りたい方は以下も参考にしてください。
【平均上昇額+81.2万円】希望年収も妥協しない方はSQiL Career Agent
「希望年収をどこまで伝えてよいかわからない」「自分の経験なら、どのくらいの年収を目指せるのか知りたい」という方は、SQiL Career Agentにご相談ください。
SQiL Career Agentは営業職に特化した転職エージェントです。これまでの支援実績では、年収アップを実現した方が58.5%、年収アップした方の平均上昇額は+81.2万円となっています。
※2024年4月〜2026年3月の成約実績
SQiL Career Agentでは、単に希望する年収を企業へ伝えるだけではありません。これまでの営業経験や実績、転職先で求められるスキルなどを整理し、あなたの経験が企業からどのように評価されるのかを踏まえて、目指せる年収を一緒に考えます。
「今より年収を上げたい」「希望年収を伝えて選考で不利にならないか不安」という段階でも相談できます。希望する年収を最初から諦めるのではなく、まずはこれまでの経験でどのくらいの年収を目指せるのか確認してみませんか?
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希望年収の答え方に関するよくある質問
希望年収については、伝えるタイミングや履歴書への書き方など、転職活動を進めるなかで迷う場面もあります。ここでは、希望年収の答え方についてよくある疑問に回答します。
- 希望年収を伝えるタイミングは?
- 履歴書の「本人希望記入欄」にはどう書く?
- 面接の前からメールなどで希望年収を聞かれたらどう答える?
- 希望年収を低く言ってしまった場合はどうする?
それでは、ひとつづつ見ていきましょう。
希望年収を伝えるタイミングは?
希望年収は、応募フォームへの入力時や面接など、企業から聞かれたタイミングで伝えるのが基本です。聞かれたときに迷わないよう、応募前に以下の3つを準備しておきましょう。
- 現在の年収を正確に把握する
- 業界・職種・経験に応じた年収相場を調べる
- 希望年収と最低希望年収を決める
なお、年収交渉のタイミング・伝え方・例文については、以下の記事を参考にしてください。
履歴書の「本人希望記入欄」にはどう書く?
履歴書の本人希望記入欄は、状況に応じて以下のように記載しましょう。
本人希望記入欄では、希望する理由や年収交渉まで詳しく書く必要はありません。希望年収を記載した場合は、面接で「なぜその金額を希望するのか」を聞かれたときに説明できるよう準備しておきましょう。
面接の前からメールなどで希望年収を聞かれたらどう答える?
面接前でも企業から希望年収を聞かれた場合は、現時点での希望額を回答して問題ありません。金額だけでなく、現在の年収やこれまでの経験など、希望額を決めた理由も簡潔に記載しましょう。
たとえば、現在の年収が500万円で、これまでの営業経験を踏まえて550万円を希望する場合は、以下のように返信できます。
まだ仕事内容や任される役割が詳しくわからない段階では、現時点での希望額であることを伝え、面接後に相談できる余地を残しておくとよいでしょう。
希望年収を低く言ってしまった場合はどうする?
希望年収を低く伝えてしまっても、選考中であれば、希望額が変わった理由とあわせて企業へ伝え直すことは可能です。
たとえば、当初は年収500万円を希望していたものの、面接で仕事内容を詳しく聞き、想定していたより担当範囲が広いとわかった場合は、以下のように伝えられます。
また、ほかの企業から高い年収を提示された場合も、希望額を見直す理由になります。希望が変わった場合は、金額だけを変更するのではなく、「なぜ希望額を見直したのか」まで伝えることが大切です。採用担当者や転職エージェントに早めに相談してみましょう。
まとめ
希望年収を聞かれたときに大切なのは、希望額を遠慮して低くすることではなく、自分なりの根拠を持って伝えることです。
現在の年収や求人票の金額、自分の経験・スキルを確認し、まずは「希望する年収」と「これ以下には下げたくない年収」を決めてみましょう。希望額が適切かわからない場合は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。
SQiL Career Agentでは、これまでの経験や希望をもとに、目指せる年収についても相談できます。納得のいく条件で新しい一歩を踏み出すために、まずは無料相談でお気軽に希望をお聞かせください。
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