30歳の節目にキャリア転換を決意。新たなステージで自身の”価値”を模索

SQiL Career Agentに相談して、ヘルスケア関連企業からナレッジラボに転職された角屋さん。どのようなきっかけで転職を決意し、どのような転職活動を行ったのでしょうか。今回、転職者の角屋さんと、実際に転職支援を担当したキャリアアドバイザーの梅田で、当時を振り返ってもらいました。

★Point

  1. 他社でも活かせる、自分のスキルに気付けたことで新たなステージに一歩踏み出せた
  2. はじめての転職活動で面接対策に苦戦するも、ロールプレイングを繰り返し実践し克服
  3. 転職を通じて、視点が”個人の成績”から”組織への貢献”と変化し、より強いやりがいをもって職務に全うできるようになった


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転職するか自体を悩んでいたところからのスタート


━━ まずは経歴を簡単に教えてください。

角屋さん:1社目は働く人の健康管理を支援する会社に所属していました。業務内容としては、経理や人事労務や総務といった、バックオフィス全般を1年経験したあと 、法人営業を4年経験しました。


━━ 改めて、SQiLを知ったきっかけはなんでしたか?

角屋さん:梅田さんの前職と私の前職が同業界だったこともあり、元々梅田さんのTwitterをフォローしていたんですよね。梅田さんがセレブリックスに転職されてから、「キャリアについてディスカッションしませんか」とツイートされているのを見かけて、私からDMしたのがきっかけでした。転職するかどうか悩んでいたところから、約一年間相談に乗ってもらいました。


━━ そうでしたね!角屋さんは、他のエージェントや転職サービスは使ったことあるんですか?

角屋さん:転職をフワッと考えたことはあったので、友人からリファラルで紹介してもらったりはあったのですが、エージェントや転職サービスは使ったことがありませんでした。前職では長く勤務している方だったので、誰かに相談したいけど社内の人には話せないし...というタイミングで梅田さんにお話の機会をいただいたんですよね。


━━ 当時どのようなことを相談したかったんですか?

角屋さん:具体的になにかを相談したい、解決してほしいというのは正直なくて、どちらかというと”話したい”、 ”壁打ちをしてもらいたい”と思っていました。
前職が比較的ニッチな業界だったので、できれば同じ業界で、仕事内容がイメージしてもらいやすい人に話を聞いてもらいたいと思っていました。


漠然とした「実際転職できるのかな・・・」という不安


━━  転職を考えるきっかけは何でしたか?

角屋さん:30歳を目前に仕事について改めて考える機会がありまして。
前職に勤務して5年経過したころでもあったので、慣れからくる成長の鈍化を感じて、「このままでいいんだっけ」と思ったときにライフイベントが重なったんですよね。


━━  「このままでもいいけど本当にそれでいいんだっけ・・・」とお話しされていたのがとても印象的でした。転職するか自体もしばらく悩まれていたと思いますが、やっぱり転職しようと踏み切ったきっかけは何でしたか?

角屋さん:「バックオフィスの実務経験や、会計学を勉強していたことが活かせるよ」と梅田さんにおっしゃっていただいたのは大きかったです。中でも転職に踏み切るきっかけとなったのは、実際に企業をご紹介いただいて、自分の目でみて「この企業合ってるかもな」と実感できたことですね。



━━  公認会計士の勉強を4.5年されていて、前職でもバックオフィス業務を1年やっていたので、おそらくバックオフィス系のSaaSの企業に高く評価されるんじゃないかと思ったんですよね。

角屋さん:そのお話で、背中を押してもらえたというか、転職が選択肢に入りました。
梅田さんにアドバイスをいただく前は、これまでの経験を”スキル”や”資産”と認識していなかったんです。なので、真っさらな状態で職務経歴書を書こうとなったら、どういったものを書けるか自信がなかったんですよね。

それが、梅田さんとお話ししている中で、「これって他社から評価されるんだ」とか、「こういうのって経験といえるんだ」というのが分かってきて、転職して評価されるイメージが湧きました。


━━  業務やスキルの棚卸しができると、 自信になるってことですね。恐縮ですが、ありがとうございます。

角屋さん:あとは、実際に企業研究をしてみて、次のステージに行くことに興味が湧きました。ぼんやりと転職を考えていたときは、自分にどんな会社が合うかも分からなかったのであまり手を動かせていない状態だったんですけど、実際の選択肢を目の当たりにして、実感が湧いたのは大きかったです。

また、梅田さんと面談を重ねる中で、カルチャー面やスキル面で私に合いそうな企業を10-15社くらい提案してくれたのも良かったです。逆に「この企業は角屋さんとカルチャー合わないと思いますよ」というのも率直にお話しいただいたのも有難かったですね。


解説だけではなく、面接の実演をしてもらったことで自分のトークに落とし込みやすかった


━━  面接以降でなにかお力添えできた部分はありましたか?

角屋さん:私自身、就職活動が初めてで、面接練習はかなりお付き合いいただきました。元々形式的な就職活動をやらずに前職に入ったこともあり、漠然とした自信のなさから、時々言葉が出なくなってしまう・・・みたいなこともありました。

そんなとき、解説だけではなく、「私だったら、こんな順番で、こういう切り口で話します」と実際に実演していただけたのは、すごく腹落ちしました。
ロールプレイングを繰り返しやってもらい、自信をもって面接に臨むことができました。


━━  ありがとうございます!転職って、ある意味見えない未来にチャレンジすることになりますよね。内定後に悩んだポイントとか、懸念はあったんですか?

角屋さん:正直、新しい環境にチャレンジするのは、勇気も覚悟もいる選択ではありました。前職からも残ってほしいとオファーをいただいたので、前職に残留するかどうかは悩みましたね。知っている組織で仕事をするのは心理的にも楽だったりしますしね・・・。

ただ、選考過程でナレッジラボの役員や上司になる方に会食の機会をいただいたときに、「やはりこの環境に挑戦してみたい!」と強く思いました。

あとは、オファー面談後にナレッジラボから”どんな役割を期待しているか”という部分をとても具体的に送っていただいたんですよね。
「自分の経験やスキルがどんな風に活かせるのか」「その上でどんな期待値でオファーをしてもらっているのか」という部分が言語化されていて、最後はそこに背中を押されたかなと思います。



自分の成長よりも、組織への貢献にベクトルが向くようになった


━━ ナレッジラボさんに入社してみて、実際ギャップはありましたか?

角屋さん:ここは合ってたなって部分でいうと、以前梅田さんが「ナレッジラボさんはスタートアップの中では大人な会社、落ち着いている方の会社だと思いますよ」とおっしゃっていて。入社一週間でその通りだなって感じました(笑)「大人が多い」みたいな表現がとてもしっくりきました。

違った部分でいうと、人事面談や入社1ヶ月後面談でもお伝えしたのですが、正直ネガティブなギャップは本当にゼロで。
いい意味のギャップで、仕事に熱心でインプットを厭わない”大人”がめちゃくちゃ多いなっていう印象があります。仕事好きな人がとても多いので、置いていかれないようにするのが大変だな・・といい焦りを感じています(笑)
楽な道ではないけれど、”頑張っている人”と切磋琢磨して働きたかったので、入社して良かったなって心から思っています。

あとは自分自身のマインドの変化もあって、これまではどちらかというとチーム内での順位とか個人成績みたいなところを意識していたんですよね。
ナレッジラボに入ってすごく驚いたのが、経営の透明度が高くて、会社全体の売上進捗や、プロダクトごとの目標達成率など、様々な数字が全従業員向けに常に公開されているんです。
なので、会社や組織の目指す方向に向かって少しでも多くの貢献をしたいですし、受注報告が上がったりしたら自分も追随したいし・・・という感情が生まれるようになったのは大きな成長だなと。

今セールスが7,8名いるんですが、全員がなにかの”プロジェクトリーダー”になっているんです。
トークスクリプトの改善、競合の比較表作成、競合優位性のセールストークとか色々あるのですが、私は受注数を増やすための改善活動を推進しています。当たり前にチーム連携をする環境なので、やはりチームの数字を意識させられますね。




━━ 前職とターゲットやステークホルダーも変わった中で、これまでの経験が活かせる部分と新しく身につけなければいけないスキルってどんなものがありましたか?

角屋さん:法人営業の経験はやはり役立っているなと感じています。前職でも現職でも顧客はバックオフィスの方になるので、ターゲットも近いですね。

一方で、顧客との関係性という観点だと、少しおこがましいですが前職ではどちらかというと私たちが専門家的な立場だったんですよね。労務などの法律についてはお客様よりも私たちの方が知識として上回っていたので、営業を優位に進められる部分もあったのですが、今は逆で。
ナレッジラボでは「Manageboard」という予算管理システムを提供しているのですが、お客様の管理会計は多種多様なので、前職より「お客様に教えていただく」時間が増えたと思います。

営業活動において、自分がお客様よりプロフェッショナルでないといけないのはもちろんそうなのですが、同じレベルに立つまでがやはり難しいなと感じています。営業相手が役員の方になってくるので、難しい質問をいただくことが増えました。

なので、ヒアリング力とか、色々教えていただくための信頼構築力が培えているかなと思っています。


自分がどんな立ち位置で何が求められているかを理解できていたので最高の走り出しができた


━━ ご活躍をお伺いして、入社してからしっかりと信頼を獲得されてきたのかなと思ったのですが、この数ヶ月を振り返って、取り組んでよかったことはありますか?

角屋さん:求められていることは入社時に言語化していただいていたので、どう行動すべきかは比較的明確でした。その上で、やはり、自立して行動することが求められますし、指示をされる前に動くという部分は意識してやっていましたね。分からないことがあった際に社内の誰に聞くべきかという部分は早めにキャッチアップできていましたし、そこは結構評価してもらいました。
上司に「手がかからなかった」と言われたのですが、最高の誉め言葉だなと思って嬉しかったです(笑)


━━ 今転職を考えている方にアドバイスするとしたらどんなことを伝えますか?

角屋さん:一つ目は、書籍からのインプットです。方法論ではありますが、自分の足りていない部分を補うこともできますし、シンプルに仕事にも活かせるなと思います。先人が考えたフレームワークや成功体験・失敗体験をしっかり勉強して、自分の仕事に当てはめて考えると、できることって山ほどありますよね。そういう風に仕事をしていくと、労働感がなくなって成長実感もあるし、能動的に業務にあたることができるなと感じます。

二つ目は、「自分にとって仕事とはなにか」という部分と向き合い、考える時間をとることです。仕事をする意義は様々ですが、自分の目的と向き合って次のキャリアを考えることってすごく重要だと思います。
私自身は専門家に頼って道を拓くことができたので、自分ひとりで考えがまとまらないという方は、ぜひエージェントに相談してみてください。


━━ 今後実現したいことや目標を教えてください。

角屋さん:転職活動中もすごく悩んだテーマで、正直今も考え中です。
というのも、セールスのマネージャーを目指すという選択肢はよくありますし、元々は私もそういう未来を描いていました。
ただナレッジラボの評価制度は、マネジメントをしても、特定の分野でエキスパートになっても、どちらでも同じ山を登れるんですよね。マネジメントをしないと上に上がれないなんてことは一切ないカルチャーなので、マネージャーにこだわることもないかなと最近は考えています。
能力値というよりも貢献度で測る文化があるので、自分の役職がどうかってよりも、会社にどう貢献できるか、「もっと自分の”価値”を探していきたい」というのが今一番の目標ですね。



<担当キャリアアドバイザー梅田より>
角屋さん、本日はありがとうございました!
「今のままでも不満はないけど、本当にこのままでいいのかな・・・」という言葉から転職活動をスタートさせた角屋さん。
キャリアを考え尽くしてご自身の意思を固めてきたからこそ、納得のいく意思決定ができたのだと思っています。
SQiL Career Agentでは自己分析から面接対策まで包括的なサポートを提供しています。
これまでの経験の棚卸し・スキルの言語化、実現したいキャリアから逆算した求人選定の軸設定、個社ごとの面接対策等、求職者様のお悩みに応じて何度も壁打ちさせていただきます。 
角屋さんのようにそもそも転職するか悩まれている方、なんとなくモヤモヤするけど解決策が見つからない方もお気軽にご相談ください。どんなキャリアを歩むべきかという点から一緒に考えましょう!
営業職の今後のキャリアに少しでもお悩みの方は、ぜひSQiL Career Agentにご登録ください。

担当キャリアアドバイザー/梅田 翔五
担当キャリアアドバイザー/梅田 翔五
上智大学経済学部経営学科卒業。 大手製薬会社の営業、ダンススタジオ立ち上げ、 大手人材紹介会社のCAマネージャー、ITスタートアップの営業マネージャーを経たのち、営業の総合支援会社であるセレブリックスに入社。 現在は SQiL Career Agent の事業責任者を務めている。 Twitter:@job_and_life

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