夏季休暇を経て、キャリアに漠然と不安を感じた方に読んでほしい。 どう生きたいか?を言語化するためのフレームワーク

みなさん、はじめまして。
早くもSQiLさんでの記事5本目。
女性営業のキャリアやワーキングマザーの実態について記事執筆している佐々木です。

簡単に自己紹介すると、現在は営業を軸にフリーランスとしてお仕事をしています。
得意な領域は、パートナーセールス(代理店営業)です。
ただ、これまでに超大手IT(国内、外資)のエンタープライズ営業や、ベンチャー企業の新規事業立ち上げなどにも関わってきたので、インサイドセールスからカスタマーサクセスまで、営業に関する職種は一通り経験しました。
プライベートでは1児の母で、現在第二子妊娠中です。

今回の記事では、夏期休暇を経て、家族や友人と会い仕事以外の時間を持った時に感じる

  • 自分はこのままで良いのか?
  • この先のキャリアどうしよう...

といった漠然とした不安を感じた方にぜひ読んでいただきたい記事です。



目次[非表示]

  1. 1.夏期休暇など長期休暇後に起こりがちなモヤモヤの正体は?
  2. 2.本当に自分が実現したい未来は?
  3. 3.自分が実現したい未来を現実にするためには
  4. 4.最後に




夏期休暇など長期休暇後に起こりがちなモヤモヤの正体は?

夏期休暇などを経た際に起こりがちな、

  • 自分はこのままで良いのか?
  • この先のキャリアどうしよう...

といった漠然とした不安感。

私も何度も感じたことがあります。

なぜそういった不安が出てくるのか。
夏期休暇や年末年始休暇などの長期休暇中は久々に家族や友人と会う機会がありますよね。その中で以下のような質問を投げかけられるようなことが多いからではないでしょうか?

  • 仕事はどう?
  • 恋愛はどう?
  • 結婚はどう?
  • (結婚していたら)子供はどうするの?
  • (子供がいたら)第二子は?

正直、私自身もこの質問をされて「ほっといてくれ!!!」と思ったりもしますが、人によってはコミュニケーションの一種。
悪意はなく、近況を知りたくて聞いてくれていることも多いですよね。

通常の仕事の日々であれば、上記質問に対してゆっくり考えるような時間はない。
ただ、長期休暇中は、脳のリソースが空いている状態。
「答えてみたものの、実際どうしよう...」と考える時間が必然的に生まれます。

さらに久しぶりに友人と会い近況を聞く中で、自分と無意識に比較してしまうものです。
そうすると永遠と頭の中で考えがめぐり「漠然と不安を感じる無限ループ」に突入していくのではないでしょうか。
生き方に正解はないように、これらの質問に対する答えにも正解はありません。

しかし、脳のリソースが空いているときに「今の状況」「今後の人生設計」に関する質問をされることで、冷静に自分生き方を考えるきっかけが発生するんですよね。


本当に自分が実現したい未来は?

漠然とした不安を感じる無限ループに陥ってしまうことは、誰しもありますが、正直あまり意味はないと思います。
なぜなら、その不安は「行動を起こさなければ解消できない」からです。

ここで一番大切なのは、「自分が実現したい未来を言語化」することです。

私も10年後、20年後となってくると想像が難しいと感じます。
「10年後ってどうなっていたい?」と想像しても、鮮明にイメージできない...と感じ少し凹むこともあります。
よって、もう少し想像しやすい直近5年後に「どのように働いていたいか」「生活していたいか」を言語化するようにしています。

では、どういった形で自分の理想を言語化すれば良いの?という疑問が出てくると思うので、私のやっている方法の一部を紹介します。


【ワーク】理想の洗い出し〜5年後にどうなっていたいか

  1. 最初に、自分の憧れている方10名を出してみてください。
  2. その方々の共通する生き方や仕事などを書き出してみてください。
  3. その中で自分が大切にしたい項目、特に憧れる項目をピックアップしてください。
  4. 下記2つの軸で整理してみましょう。
    私はキャリアとプライベート(生活)は密接していると考えているので、キャリア(WORK)とプライベート(LIFE)の2軸で整理することが多いです。

・WORK:今の仕事もしくは今後のキャリアで実現したい未来は。どんな仕事をどのような環境下でやっているのが理想か。仕事でどんな実績を上げていたいか。
例えば私の場合は、パートナービジネス、パートナーセールスといったら「佐々木」といった形で第一想起されるような人物になっていたい等を上げています。

・LIFE:プライベートにおいて、どういった状態でいたいか。どこに住んで、どんな生活をしていたいたいか。
例えば、2拠点生活をしてみたい。海外で生活していたいというのも良いでしょう。私の場合は、子供が保育園、学校から帰ってきた時に自宅で仕事をし、自分の好きな時間、好きな仕事を選択できる状態でありたい。家族で年に2回ほど海外、国内に旅行に行きたい等を上げています。

本ワークをやってみて、ワクワクしましたか?
ワクワクしない未来であれば、「〜でなければならない」と頭で考えて言語化してしまっている可能性が高いので、少し見直ししてみましょう。

未来を考えるにあたっては、「こうならなければならない」より「こうしたい!」という視点で考える方が、自分がモチベートされるのでおすすめです。

また、「今年どこまで達成できてれば良いのかわからないよ!」という場合は5年間の年表のようなものをつくり、「いつまでにXXとなっていたい」を考えてみると頭が整理できます。




自分が実現したい未来を現実にするためには

「自分の実現したい未来」を言語化したあとは、その実現に向けて「今年は何をするか?」を考えてみましょう。


2023年も、残り4ヶ月。
実現したい未来を現実にするために、今できること。今年のゴールを考えてみてください。
残り4ヶ月で「どうなっていたいか?」を考えて言語化してみましょう。

私の場合は、先述した2つの軸(WORK、LIFE)に加えBEAUTY、MONEYで整理しています。
BEAUTYとMONEYを加えている背景としては、BEAUTYは日頃バタバタと生活をしていると意識しないと抜け落ちてしまっている項目だということ。
MONEYもBEAUTY同様、意識をすることでよりアップデートできる項目だと考えているからです。
こういった追加の項目については、ご自身が大切にしたい軸を加えるのが良いでしょう。

目標設定にあたっては、なるべ具体的かつ定量的にしておくと、とても管理しやすいのでおすすめです。
今年中のゴールを整理した後は、「今月のゴールは?」を月ごとに整理してみて下さい。例えば「今年中のゴールを達成するために9月はこういった状態になっていたい」と言語化してみる。
整理の仕方は、先ほどの手法と同様です。


最後に

抽象的な理想を現実化するためには「具体的スケジュール落とし込む限る!」と私は考えています。

キャリアにおいても同様で

  • この企業で働きたい
  • いつかはこんな仕事がしたい
  • こういった働き方をしたい

そういった思いは、普段ぽっと浮かんでも、「でも...」と現実に引き戻され、自分や将来に否定的になってしまうこともあると思います。

そして、ずっと「こうなりたい...」と思っていても、どんどん時間は過ぎます。特に長期休暇の時はモヤモヤしやすい。

モヤモヤしてマイナスな気持ちになる時間も、ワクワクして行動する時間も、一貫して時間は過ぎます。

「限りある時間を大切に、どう使うか?」という点を踏まえ、考え、行動していくことが必要ではないでしょうか。


私も毎日の家事育児でバタバタの日々ですが、自分の理想は必ず叶えたい!
子供がいようが、妊婦だろうが、どんな状況でも「自分のなりたいを叶えたい」と思っています。
でないと、人生もったいない...!

長期休暇のモヤモヤ質問を吹き飛ばす勢いで、一緒に理想の将来を言語化してみましょう!

もし理想の未来の言語化につまずいたら、SQiL Career Agentのアドバイザーの方に相談してみるのもオススメです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!




著者 パートナーサクセス/佐々木 千穂
著者 パートナーサクセス/佐々木 千穂
インフラエンジニアとしてキャリアをスタートし営業職へ転身。その後、SI系の大手企業、外資系大手企業にてエンタープライズ営業を経験。2016年に都内ベンチャー企業に入社。新規事業立ち上げやパートナービジネス立ち上げ、アクティブ化に従事し、売上数億円を創出。 2020年に出産・育休を経て、2021年に仕事復帰し本職に加え、複数社で営業コンサルティング、営業代行業務に従事。 現在はパートナーサクセス株式会社にて大手企業のパートナービジネスのコンサルティング業務に従事しつつ、副業としてメディア執筆や営業支援業務に従事。 Twitter:@chiho_relations

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