母、フリーランスになる。 独立した背景と今後目指したい姿
みなさん、はじめまして。 先月よりSQiL Career Agent のサービスサイトにて記事執筆をスタートした佐々木です。
簡単に自己紹介すると、現在営業を軸にフリーランスとしてお仕事をしています。 得意な領域は、パートナーセールス(代理店営業)です。 ただ、これまでに超大手IT(国内、外資)のエンタープライズ営業や、ベンチャー企業の新規事業立ち上げなどにも関わってきたので、インサイドセールスからカスタマーサクセスまで、営業に関する職種は一通り経験しました。 プライベートでは1児の母で、現在第二子妊娠中です。
今回は、私がフリーランスとして独立した理由やその時のリアルな思い、今後の展望についてご紹介します。 どなたかの参考になれば嬉しいです。
目次[非表示]
独立の背景
前回、前々回の記事の中でも「いつかは会社のカンバンではなく『佐々木千穂』として仕事を依頼いただくようになりたい」と語ってきましたが、実はその「いつか」が今年やってきました。(というか、今年決断しました!)
フリーランスとして独立しようと決断できた理由は、プライベートの事情がいくつか重なったことでした。
その事情とは、大きく分けて以下3つです。
①転居に伴い、新たな環境での生活がスタートしたこと
②自身の働き方と能力をもっとアップデートできる環境に身を置きたいと考えたこと
③健康診断での大病フラグにより、今後の人生を考え直したこと
①転居に伴い、新たな環境での生活がスタートしたこと
2023年の年明け、引越しをしました。
都内からは少し離れており、ちょっと歩けば畑や田んぼが一面に広がるような土地です。つまり、これまでよりも都内に出るまでに時間が大きく掛かる。
この物理的距離をきっかけに、より子供との時間を大切にし仕事も家庭も両方楽しめる生活をしたいと考えるようになり、この機会に自分の働き方を見直しました。
今我が子は保育園に通っています。今後、小学生、中学生と成長していった際、母である自分はどのような仕事を、どのようなスタイルでやっていきたいのか?と自問自答。
できれば自宅にいて家族のご飯を作りたいし、「おかえり」と毎日言えたら良いなとか。親がバリバリ仕事しているのを近くで見てもらい、「仕事とは?」と考えられたり、感じられる環境を我が子には提供したいなとか。
何より
「仕事は楽しいものだ」
「仕事の環境や、やり方は選べるんだ」
そんな価値観・仕事観を育み、我が子には素敵な大人になって欲しいなと。
そういった理想を考えれば考えるほど
「今の働き方では、理想の姿に辿り着かないだろうな」
と感じるようになりました。
また、冒頭で書いた
「いつかは会社のカンバンではなく『佐々木千穂』として仕事を依頼いただくようになりたい」
という夢ももともと持っていたので、その実現方法についても改めて考えました。
その家庭に対する思いと自身の夢を両立するために選んだ選択肢が、フリーランスでの独立です。
ただ、ずっと会社に属してきたので
「独立し、自分で食べていくって本当にできるのか?」
という不安はやっぱりありました。
この点に勇気を与えてくれたのが、副業経験です。
約1年ほど複数社に副業で関わりましたが、どの会社からも「今後も仕事を続けて欲しい」とお言葉をいただき、これが自信に繋がりました。
正社員&複数社での副業というパラレルキャリアが、自分自身の選択肢を広げる手助けをしてくれたんです。
②自身の働き方と能力をもっとアップデートできる環境に身を置きたいと考えたこと
上記でパラレルキャリアについて少し触れましたが、私がそもそも副業を始めたきっかけは、育休から仕事復帰をした際、働く時間に制限が大きかったからです。
復職後の業務時間は、基本9:00 ~ 17:30。
[子供が保育園に通っている時間=私の業務可能時間]です。
子供が帰ってきた後は家事・育児で精一杯。とにかくあっという間に時間が過ぎていきます。
ただその限られた時間の中でも自分自身をアップデートし続けたいという気持ちが強くあり、それがパラレルキャリアという選択のきっかけでした。
1社だけでなく、さまざまな環境に身をおき、たくさんのチャレンジをすることが、自身の成長に繋がるのではないかと。
そして、1年間やってみての感想としては
「とても楽しい!」
「働き方としては自分に合っていそう」
でした。
そして先ほども書いたとおり、関わった複数社から、「今後も仕事を続けて欲しい」と言っていただいたことが背中を押してくれました。
独立してからも年収が維持できるという金銭的な不安を解消できたのは大きかったです。
③健康診断での大病フラグにより、今後の人生を考え直したこと
最後に。 実は今年の初めに受けた健康診断で大病フラグの結果が出ました。 具体的には癌です。
(第二子も欲しいし、独立すると産前産後休暇とかどうしようかな)
(今の働き方も悪くないし、まだ子供が小さいしなぁ)
色んなことを理由に踏みとどまっていた自分には、青天の霹靂でした。
この時初めて「人生、今後短いとしたらどうする?」と自分に問いました。
そして、その答えはシンプルで「もっといろいろ挑戦しておけば良かった!と後悔したくない、挑戦できる時に挑戦しよう!」でした。
その後、再検査の結果は「問題なし、経過観察」となり、本当に安心したのですが、私にとってはこれからの人生を考え、大きな決断をするための良いきっかけとなりました。
今後のこと
今後の私の目標の1つ。
我が子が、仕事や人生について考える年齢になった頃に
「仕事は自由に選べる」
「人生は自分でデザインできるもの」
そんな価値観や考え方を持ってもらうことです。
最も近くにいる母という存在が、自由な働き方をし、仕事を楽しんでいる事実が、子供の将来の可能性を無限大にすると信じています。
そして、そんな私の働き方を日々発信することで、「人生をいきいきと楽しんでいる人を増やす」という、20代の頃から思い描いていた世界観を少しずつでも実現していきたいです。
毎日、少しずつでも前に進んでいければ良いと思っています。
キャリアは一足飛びには行かず、遠回りすることも正直ありますよね。
でも「自分が目指す姿のために、だからこうする!」と意思決定し、行動し続けることで夢は確実に現実になると実感しています。
だからこそ、自身の理想の姿を見据え、日々のキャリアの棚卸しをしていくことが必要だと考えます。それが自分の現実を変えていくのではないでしょうか。
私もまだまだ夢半ばです。
これからさらに40代、50代に向けて、自分の軸となるスキルを高め、世の中に還元していきたいと思っています。
今回は夢や志を厚めに語りましたが、今後の記事ではワーキングマザーのリアルについてお話ししていきます。びっくりすることもあるかもしれませんが、楽しみにしててください!
仕事も家庭も両方楽しみましょう!