海外営業とは?仕事内容や求められるスキル、転職するにあたっての心構えまで徹底解説!

海外営業とは?仕事内容や求められるスキル、転職するにあたっての心構えまで徹底解説!

グローバル化が進む中、海外市場で事業を展開する企業は数多くあります。そんな中で活躍するのが「海外営業」です。

海外営業は海外の取引先と交渉し、自社の商品やサービスを広める仕事ですが、「具体的にどんな業務をするのか?」「どんなスキルが必要なのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。また、海外営業にはやりがいがある一方で、つらいと感じるポイントもあります。

本記事では、海外営業の仕事内容や求められるスキル、年収事情、転職の際に意識すべきポイントなどを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.海外営業とは?
    1. 1.1.勤務スタイルは2パターンある
    2. 1.2.海外営業の仕事内容
    3. 1.3.海外営業が多い業界は?
  2. 2.海外営業のやりがい
    1. 2.1.ダイナミックな市場で挑戦できる
    2. 2.2.契約を獲得した時の達成感
    3. 2.3.異文化に触れながら自分自身も成長できる
  3. 3.海外営業に必要なスキル
    1. 3.1.ビジネス会話レベルの語学力
    2. 3.2.貿易に関する知識
    3. 3.3.異文化を受け入れられる柔軟性と耐久性
    4. 3.4.交渉力とコミュニケーション力
    5. 3.5.リスクマネジメント力
  4. 4.海外営業が「つらい」と感じるポイント
    1. 4.1.仕事と並行して語学や現地に関する勉強をし続けなければいけない
    2. 4.2.【現地勤務の場合】文化や法律、環境に慣れるまで時間がかかる
    3. 4.3.【国内勤務の場合】時差により不規則な生活になる
  5. 5.海外営業として働くメリットとデメリット
    1. 5.1.海外営業として働くメリット
    2. 5.2.海外営業として働くデメリット
  6. 6.海外営業の年収事情
  7. 7.海外営業として働く上での心構え
    1. 7.1.仕事に対してスピード感が求められる
    2. 7.2.語学力だけではなく、営業力も必要
    3. 7.3.【現地勤務の場合】どの国に駐在になるかは分からない
  8. 8.海外営業として働くためには?
    1. 8.1.海外と取引のある企業に転職する
    2. 8.2.転職するためのステップ
      1. 8.2.1.自己分析
      2. 8.2.2.業界・企業研究
      3. 8.2.3.並行して語学力を身につける
    3. 8.3.迷ったら転職エージェントに相談しよう
  9. 9.まとめ


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海外営業とは?

海外営業として働くビジネスパーソン

海外営業とは、自社の製品やサービスを海外の企業や個人にPRし、販売する職種です。現地法人などの拠点を展開し販売するケースをイメージする人も多いでしょうが、日本国内から海外企業にアプローチする場合もあります。

それでは、海外営業の概要について見ていきましょう。


勤務スタイルは2パターンある

海外営業の勤務スタイルは主に「海外駐在」と「日本国内での勤務」の2つに分かれます。

海外駐在の場合、現地法人や拠点に駐在し、直接現地の企業や顧客と接しながら営業活動を行うのがメインのスタイルです。現地の市場調査や販売戦略の立案、プロモーション活動など、多岐にわたる業務を担当します。

一方、日本国内にいながら、海外の企業や代理店と連絡を取り、販売計画の立案や調整、プロモーション戦略の検討などを行う場合もあります。特にコロナ禍以降はWebミーティングでの商談・調整が活発になっており、コスト削減の観点からも日本国内から海外営業をするケースも少なくありません。


海外営業の仕事内容

海外営業の具体的な仕事内容は、企業や業界によって異なりますが、代表的なものを見ていきましょう。

  • 市場調査:現地の市場動向や競合他社の状況を分析し、自社製品やサービスの販売戦略を立案
  • 販売計画の立案:売上目標を設定し、それを達成するための具体的な戦略や施策を策定
  • プロモーション活動:現地の文化や消費者の嗜好に合わせた広告や販促活動を展開し、自社製品やサービスの認知度向上を図る
  • 契約交渉:現地の企業や代理店との契約内容を調整し、双方にとって最適な条件での取引を実現
  • アフターサポート:製品やサービスの導入後のサポートを行い、顧客満足度の向上と長期的な関係構築を目指す

海外営業では、これらの業務を通じて、海外市場でのビジネス拡大を推進します。


海外営業が多い業界は?

海外営業が活発な業界としては、商社、メーカー、建設、金融などが挙げられます。

それぞれ業態にもよりますが、例えば輸出入貿易や物資販売を行う商社は、海外とのビジネス接点が多く、海外出張や駐在の機会が豊富です。 また、自動車や家電製品などを製造するメーカーは、海外に生産拠点や販売網を持ち、現地での営業活動が重要となります。建設業界は海外での大型プロジェクトを手がけることが多く、現地での営業活動やプロジェクト管理が重要です。

また、多くの企業が海外で活躍する中では、それらの活動を支援する金融機関の存在も欠かせません。


海外営業のやりがい

海外営業のやりがい

海外営業は、国内営業とは異なり、国境を越えたビジネスに携わる仕事です。異なる文化や商習慣の中で、グローバル市場に挑戦できる点が大きな魅力です。

海外営業ならではのやりがいについて見ていきましょう。


ダイナミックな市場で挑戦できる

海外営業の魅力のひとつは、世界を舞台にビジネスを展開できる点です。日本市場とは異なり、海外では経済状況や文化、商習慣が大きく異なります。そのため、市場の変化に適応しながら柔軟な戦略を立てる力が求められます。

特に新興国市場では、急成長するビジネスチャンスをつかめることもあり、頑張り次第で大きな成果を上げることができるでしょう。グローバルな視点でビジネスを考え、戦略を立てる力を身につけられるのは、海外営業ならではの醍醐味です。


契約を獲得した時の達成感

海外営業の仕事でもっともやりがいを感じる瞬間のひとつが、大きな契約を獲得したときです。海外の取引先との交渉では、価格や納期、支払い条件など、細かい調整が必要になります。さらに、異なる文化や言語の壁を乗り越え、信頼関係を築くことも重要です。

時間をかけて築いた関係が実を結び、契約が成立したときの達成感は格別です。自分の営業スキルが試される場面でもあり、成功体験を積み重ねることで、さらに成長できるでしょう。


異文化に触れながら自分自身も成長できる

海外営業の仕事を通じて、異文化に触れる機会が多くあります。商習慣や価値観が異なる相手とビジネスをすることで、新たな視点を得ることができます。また、現地での生活や出張を通じて、その国ならではの文化や習慣を学ぶことも楽しみのひとつです。

こうした経験は、自分自身の視野を広げ、柔軟な思考を養うことにつながります。海外営業の仕事を続けることで、語学力だけでなく、人間的にも大きく成長できるでしょう。


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海外営業に必要なスキル

海外営業に必要なスキル

海外営業では、単に商品やサービスを売るだけでなく、異文化の中で信頼関係を築き、ビジネスを成功へと導く力が求められます。日本とは異なる商習慣や市場環境の中で成果を上げるためには、語学力はもちろん、交渉力やリスクマネジメント力など、幅広いスキルが必要です。

海外営業に欠かせない主要なスキルについて見ていきましょう。


ビジネス会話レベルの語学力

海外営業でもっとも重要なスキルのひとつが、ビジネス会話レベルの語学力です。英語が基本となる場合が多いですが、取引先の国によっては中国語やスペイン語、フランス語などの習得が求められることもあります。

単なる日常会話ではなく、契約交渉やプレゼンテーション、メール対応がスムーズにできるレベルの語学力が必要です。また、現地の言葉を少しでも話せると、相手との距離を縮めやすくなり、信頼関係の構築にもつながります。


貿易に関する知識

海外営業では、輸出入の手続きや関税、貿易ルールなどの知識が欠かせません。特に、インコタームズ(貿易取引条件)、輸送手段(航空便・船便など)、決済方法(信用状取引、国際送金)については、基本的な理解が求められます。

貿易実務の知識があることで、スムーズな取引が可能になり、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。


異文化を受け入れられる柔軟性と耐久性

海外営業では、日本とは異なる文化や価値観の中で仕事を進める必要があります。相手のビジネス習慣や交渉スタイルを理解し、柔軟に対応できる能力が重要です。

また、トラブルが発生した際にも、冷静に対処し、長期的な視点でビジネスを進める忍耐力も必要です。時には、日本では考えられない理不尽な要求や予期せぬ問題に直面することもあるかもしれませんが、柔軟に対応しながら関係を築くことが成功の鍵となります。


交渉力とコミュニケーション力

海外営業では、取引先と価格や納期、契約条件などを交渉する場面が多くあります。そのため、相手のニーズを的確に把握し、自社にとって有利な条件を引き出す交渉力が必要です。

また、言葉の壁を越えて意思疎通を図るためのコミュニケーション力も不可欠です。単に言葉を話すだけでなく、相手の文化や価値観を理解し、信頼関係を築くスキルが求められます。


リスクマネジメント力

海外営業では、為替変動や政情不安、物流の遅延など、さまざまなリスクが伴います。こうしたリスクを事前に把握し、適切な対策を講じる能力が必要です。

例えば、為替リスクを抑えるために為替予約を活用したり、政治リスクを考慮して契約条件を調整したりすることが挙げられます。また、トラブルが発生した際に冷静に対処し、被害を最小限に抑える判断力も必要です。


海外営業が「つらい」と感じるポイント

頭を抱えるビジネスパーソン

海外営業はグローバルに活躍できる魅力的な仕事ですが、その分、大変なことも少なくありません。語学の習得や文化の違いへの適応、時差による生活リズムの乱れなど、ストレスを感じることもあるでしょう。

特に、現地勤務と国内勤務では、それぞれ異なる苦労があります。ここでは、海外営業の仕事を続けるうえで「つらい」と感じやすいポイントについて解説します。


仕事と並行して語学や現地に関する勉強をし続けなければいけない

海外営業では、日々の業務をこなしながら、継続的に語学や現地のビジネス文化について学び続けなければなりません。取引先の国によっては、英語だけでなく、その国の言語を習得することが求められる場合もあります。

また、現地の商習慣や法律の変更、経済状況の変化に対応するために、常に最新の情報をキャッチアップすることが大切です。

仕事をしながら勉強を続けるのは大変ですが、知識を深めることで信頼関係を築きやすくなり、結果的に成果につながることもあるでしょう。


【現地勤務の場合】文化や法律、環境に慣れるまで時間がかかる

海外駐在の場合、生活環境の変化に適応するまで時間がかかることが多くあります。食文化や習慣が異なるだけでなく、ビジネスに関する法律やルールも国によって大きく異なります。

日本では当たり前の商習慣が海外では通用しないこともあり、最初は戸惑うことが多いでしょう。さらに、現地の人々と信頼関係を築くためには、言語や価値観の違いを理解し、柔軟に対応する姿勢が求められます。

慣れるまでのストレスはありますが、適応力を身につけることで、よりスムーズに業務を進めることができるでしょう。


【国内勤務の場合】時差により不規則な生活になる

国内勤務で海外営業を担当する場合、時差の影響で不規則な生活になりがちです。取引先の国がヨーロッパやアメリカの場合、日本の深夜や早朝に対応しなければならないこともあります。長時間労働になりやすく、体調管理が難しくなることもデメリットのひとつです。

また、日本のオフィスにいながらも、現地のビジネス文化に合わせたコミュニケーションを取る必要があり、柔軟な対応力が求められます。時差の影響を最小限に抑えるために、スケジュール管理を徹底することも重要です。


海外営業として働くメリットとデメリット

海外営業のメリットとデメリット

海外営業は、グローバルなビジネス環境で活躍できる魅力的な職種です。しかし、一方で特有の課題も存在します。海外営業として働くメリットとデメリットを見ていきましょう。


海外営業として働くメリット

まず海外営業として働くメリットですが、一般的に高い給与水準が期待できます。特に海外駐在員の場合、現地手当や赴任手当が加算され、収入が大きく増加することも珍しくありません。

また、海外営業では、現地の人々や販売代理店とコミュニケーションを取るための語学力が不可欠です。実務を通じて語学力が向上し、国際的なコミュニケーション能力が身につくことは、大きなメリットです。

さらに、業務を通じての視野の広がりも期待できます。異なるビジネス習慣や市場動向を理解することで、柔軟な思考や問題解決能力が養われるでしょう。

海外営業で培った経験やスキルは、将来的に経営企画や国際事業部門など、さまざまなキャリアパスに活かすことができます。中でも、現地法人の責任者(支社長や社長)を目指すキャリアパスは、社内での競合が比較的少ないことから、チャンスをつかみやすい選択肢のひとつです。 グローバルな視点と実績は、キャリアアップの大きな武器となるでしょう。


海外営業として働くデメリット

海外営業として働くデメリットとしては、日本とは異なる環境による困難さや心身への負担の大きさが挙げられます。

異なる文化やビジネスマナーに適応することは容易ではありません。価値観や商習慣の違いから、誤解や摩擦が生じることもあります。言語の違いから、コミュニケーションに障害が起こる可能性もあります。そのため、これらのギャップを埋めるための努力が必要です。

加えて、頻繁な海外出張や長期の海外駐在は、家族に負担をかけることも少なくありません。家族の理解とサポートが不可欠であり、ワークライフバランスを保つ工夫が求められます。

また、海外市場は、政治的・経済的な変動や法規制の変更、さらには為替リスクといった外部要因の影響を大きく受けやすく、不確実性が高い環境といえます。特に、為替レートの変動によって現地通貨での報酬額が実質的に目減りするケースもあり、収益性や給与水準に直結するリスクとして留意が必要です。これらのリスクを適切に評価し、柔軟に対応する能力が大切だといえるでしょう。


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海外営業の年収事情

海外営業の年収について調べているビジネスパーソン

やりがいとともに苦労も多い海外営業ですが、気になる年収水準はどれくらいなのでしょうか?今回は日経転職版が2022年11月から2023年10月までの間に登録した新規会員のうち、大卒以上に絞って年収を調査した結果を参考にします。

本調査の職種別平均年収ランキングを見てみると、海外営業は5番目に高い962万円となっています。(参照:日経転職版「大卒年収調査2023年版 職種別編 「戦略・経営コンサルタント」は20-50代でトップに」)

日本の給与所得者の平均年収が約460万円ですので、海外営業は一般的な水準よりもかなり高い給料が期待できるでしょう。(参照:国税庁「民間給与実態統計調査

とはいえ、企業の規模や業種によっても、年収には差が生じます。実際にいくらもらえるかは勤務する企業次第ですので、転職の際には求人票などをしっかりと確認しておきましょう。


海外営業として働く上での心構え

海外営業として活躍するビジネスパーソン

海外営業は、国内営業とは異なる環境での仕事が求められるため、特有の心構えが必要です。海外営業として働く際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。


仕事に対してスピード感が求められる

海外営業では、迅速な意思決定と対応が求められます。日本企業は慎重な意思決定を重視する傾向がありますが、海外市場では「スピードが勝負」と言われるほど、素早い対応が取引の成否を分けることも少なくありません。

例えば、海外のクライアントは即決を求めることが多く、商談の場で決断を下せないとチャンスを逃してしまう可能性があります。また、時差の関係でメールや電話のやり取りにタイムラグが発生する場合、時間を意識して行動することが重要です。

迅速に対応できるよう、社内の意思決定プロセスを事前に整えておくことも大切です。


語学力だけではなく、営業力も必要

海外営業というと「語学力があれば大丈夫」と考えがちですが、それだけでは不十分です。もちろん、英語や取引国の言語を話せることは重要ですが、それだけではなく「営業力」も求められます。

海外の取引先は合理的な判断を重視するため、商品やサービスのメリットを的確に伝えるプレゼン力や、相手のニーズを引き出すヒアリング力が必要です。また、価格交渉や契約締結の際には、相手に納得してもらえるような説得力のある交渉スキルも必須です。

語学はあくまで手段のひとつであり、海外で結果を出すには、営業としての基本的なスキルをしっかりと磨くことが重要だといえるでしょう。


【現地勤務の場合】どの国に駐在になるかは分からない

海外営業の現地駐在員として働く場合、どの国に配属されるか分からないケースが多くあります。企業の方針や市場の状況に応じて、想定していなかった国に赴任することもあるでしょう。

例えば、欧米での勤務を希望していたものの、成長市場である東南アジアや中東に派遣されることも珍しくありません。そのため、「希望の国に行ける」という前提ではなく、「どの国であっても対応できる柔軟性」を持つことが大切です。

赴任先の文化や法律、生活環境について事前にリサーチし、どんな環境でも適応できる心構えを持ちましょう。また、治安や医療環境など、安全面に関する情報も把握しておくことが重要です。


海外営業として働くためには?

疑問に思っているビジネスパーソン

海外営業として働くには、まずは海外との取引がある企業に就職または転職することが必要です。また、そのためには転職するためのステップを抑えておきたいところです。

海外営業として働くためにすべきことを見ていきましょう。


海外と取引のある企業に転職する

海外営業を目指すなら、海外と取引がある企業への転職が第一歩です。特に、総合商社・専門商社や、グローバル展開しているメーカーでは、海外営業の求人が豊富にあります。例えば、自動車・電子機器・化学製品などを扱うメーカーでは、海外の代理店や企業との取引を担う営業職が多く求められています。

また、大手企業だけでなく、ベンチャー企業や中小企業でも海外市場を開拓するために海外営業のポジションを設けている場合も少なくありません。特に、成長市場をターゲットにしている企業では、新規開拓営業として活躍できるチャンスがあります。

企業の規模に関わらず、海外営業を行っている会社をリサーチし、自分のキャリアに合った企業を見つけることが大切です。


転職するためのステップ

海外営業として働くには、計画的に転職活動を進める必要があります。以下のステップを参考に、準備を整えましょう


自己分析

まず、自分がなぜ海外営業を希望するのかを明確にすることが重要です。「英語を使いたいから」という理由だけでは、海外営業として働くモチベーションが続かない可能性があります。

海外営業を希望する理由としては一般的に下記のようなものが挙げられます。

  • 海外市場でビジネスを展開したい
  • 異文化の中で営業力を試したい
  • グローバルな環境でキャリアアップしたい

このように、海外営業を通じて自分が何を実現したいのかを深く考えましょう。自己分析をしっかり行うことで、転職活動の方向性が定まり、志望動機もしっかりとしたものになります。


業界・企業研究

次に、海外営業の求人が多い業界や企業を調査します。商社・メーカーを中心に、大手企業だけでなく、ベンチャーや中小企業の海外営業職にも目を向けることが大切です。企業のホームページや求人情報、業界動向をチェックし、どの企業が海外市場に力を入れているのかを見極めましょう。

また、企業によって求められるスキルや経験が異なるため、応募条件をしっかり確認し、自分が適しているかどうかを判断することも重要です。

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並行して語学力を身につける

海外営業では、ビジネス会話レベルの語学力が求められます。特に英語は必須であり、さらに取引国の言語(中国語、スペイン語、フランス語など)ができると有利になります。

語学力の身につけ方としては下記のようなものが挙げられます。

  • TOEICや英検などの資格取得を目指す
  • ビジネス英語のスピーキング・ライティングを強化する
  • 海外のニュースやビジネス記事を読んで専門用語を学ぶ

このように、実践的な語学力を磨き、実際の商談やプレゼンに対応できるスキルを身につけましょう。


迷ったら転職エージェントに相談しよう

海外営業の転職に不安を感じる場合は、転職エージェントに相談するのもひとつの方法です。転職エージェントを利用すると、非公開求人を紹介してもらえたり、自分に合った企業を提案してもらえたりするため、スムーズに転職活動を進めることができます。

また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートを受けられるため、海外営業の経験がなくても、適切なアピール方法を学ぶことが可能です。特に、グローバル企業の転職支援に強いエージェントを選ぶことで、より良い求人に出会える可能性が高まります。

海外営業を目指すなら、まずは行動することが大切です。自己分析から始め、企業研究や語学力向上に努め、最適な企業を見つけることで、理想のキャリアを実現しましょう。

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まとめ

海外営業は、ダイナミックな市場で挑戦できる魅力的な仕事です。語学力や交渉力、異文化への適応力が求められますが、成長できる環境が整っており、大きなやりがいを感じられるでしょう。

一方で、時差や文化の違いなど、乗り越えるべき課題も少なくありません。海外営業として活躍するためには、自己分析を行い、業界・企業研究をしながら必要なスキルを磨くことが重要です。

転職を迷っている人は、転職エージェントを活用するのもひとつの手です。グローバルに活躍したいと考えている人は、情報を集めたうえで一歩踏み出してみるのも良いでしょう。

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監修/武 拓矢
監修/武 拓矢
関西大学文学部総合人文学科 卒業。 大学卒業後、商社にて法人営業を経験し、大手人材紹介会社へ転職。 RA/CA業務、マネジメント、新規事業立上げを経験し、株式会社セレブリックスへ転職。 営業特化の転職エージェント「SQiL Career Agent」の事業立上げにマネージャーとして入社。

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