食品メーカーの営業職はどんな仕事?仕事内容や求められるスキル、未経験でチャレンジできるかまで徹底解説!

食品メーカーの営業職はどんな仕事?仕事内容や求められるスキル、未経験でチャレンジできるかまで徹底解説!

「食品メーカーの営業に興味があるものの実態がわからない」
「食品メーカーの営業職は自分に向いているのだろうか」

上記のような悩みを抱えながら転職を考えている人は多いでしょう。

本記事では食品メーカーの営業職の業務内容や求められるスキル、キャリアパスを解説します。食品メーカーに初めて転職する方にとっては業界の全体像把握に役立つでしょう。

転職は人生を大きく左右する重要なイベントです。食品メーカーについて曖昧なまま転職すると「思っていた業務内容と違った」となり早期離職の原因になります。

本記事を最後まで読むことで食品メーカーについて理解し、納得した状態で転職できるでしょう。

目次[非表示]

  1. 1.食品メーカーとは?
    1. 1.1.大きく「生鮮食品」と「加工食品」に分かれる
    2. 1.2.食品メーカーにある主な部門とは?
  2. 2.食品メーカーの営業職の仕事内容
    1. 2.1.食品メーカーの営業職の種類
      1. 2.1.1.卸売店やメーカー向けのルート営業
      2. 2.1.2.食品を扱う量販店向けのルートや本部営業
      3. 2.1.3.飲食店向けのエリア営業
    2. 2.2.食品メーカーの営業職の仕事内容
      1. 2.2.1.新商品の提案・金額交渉
      2. 2.2.2.販促・プロモーションの企画や交渉
      3. 2.2.3.自社商品の売場拡大のための位置の交渉
      4. 2.2.4.試食会の実施・ニーズのヒアリング
      5. 2.2.5.新商品を認知拡大するための展示会への出展
      6. 2.2.6.クレーム対応
  3. 3.食品メーカーの営業職の年収事情
  4. 4.食品メーカーの営業職のやりがい
    1. 4.1.自社商品を街中や陳列棚で見かけた時
    2. 4.2.取引先との信頼関係が築けた時
    3. 4.3.販促・プロモーションが成功した時
  5. 5.食品メーカーの営業職に求められるスキルセット
    1. 5.1.コミュニケーション能力
    2. 5.2.プロジェクト管理能力
    3. 5.3.マーケティング知識
  6. 6.食品メーカーの営業職に向いている人
  7. 7.食品メーカーの営業職の大変なところ
    1. 7.1.クレーム対応がある
    2. 7.2.営業職が配達を行うメーカーもある
  8. 8.食品メーカーの営業職のキャリアパス
  9. 9.食品メーカーの営業職は未経験でも挑戦できる?
  10. 10.まとめ


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食品メーカーとは?

微笑むビジネスマンの二人

食品メーカーとは、仕入れた材料を加工し販売する企業のことです。製造した食品は自社のルートを利用し流通させています。

取り扱う商品は企業によって異なります。1つの分野を専門的に扱う企業から総合的に対応する企業とさまざまです。

多くの方が目にする商品を挙げると菓子パンや冷凍食品、レトルト食品が挙げられます。私達の生活に密着している業界であり、非常にやりがいのある仕事です。

以降の章では食品メーカーのジャンルと主要部門について解説します。業界研究や企業研究するための参考にしてください。


大きく「生鮮食品」と「加工食品」に分かれる

食品メーカーは生鮮食品と加工食品の2つに大別できます。

生鮮食品は野菜や果物、鮮魚と精肉などです。生鮮食品は流通されるにあたって大きな変化が加えられていないものを指します

たとえば1種類の野菜を単純に切断しただけ、同じ肉の部位を調味せずパックに詰めたものです。生鮮食品は食品の見た目から情報が得やすいのが特徴と言えます。

一方で加工食品は製造や加工される過程で姿と形が変化する食品です。調味料を用いて味つけされることもあります。

スーパーで見かけるソーセージやヨーグルト、ジャムなどが加工食品です。見た目からではもとの状態は認識できません

食品メーカーの営業に興味がある方は生鮮食品と加工食品の違いを具体的に理解しておきましょう。


食品メーカーにある主な部門とは?

食品メーカーにある主な部門は以下の7つです。

企業によって部門数や規模は大きく異なります。本章では食品メーカーの全体像を把握するための情報として活用してください。

部門名

主な仕事内容

製造

食品の製造工程を管理​​​​​​​

営業

小売や卸売業へ食品を販売

コーポレート

経理や人事、労務などを担当

品質管理

食品の品質・安全性を管理

研究開発

安全かつ美味しい食品の研究と開発

商品企画

消費者のニーズを考慮した食品の企画

マーケティング

完成した食品のプロモーションなど

食品メーカーは自社で製造から販売までを担当します。そのため幅広い部門が用意されているでしょう。

食品メーカーの営業職を希望する方は、営業職以外の部門を理解しておくと志望動機の作成に役立ちます。なぜ営業職を強く志望するのか説得力のある説明ができるからです。


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食品メーカーの営業職の仕事内容

話し合うビジネスマン

続いて、食品メーカーの営業職が担当する仕事内容を解説します。

食品メーカーが営業するルートは大きく以下の3つに分類されます。

ルート先によって販売する商品は変わりませんが、販売する相手が大きく変わるためそれぞれで工夫が求められるでしょう

また営業先ではどういった業務に取り組むのかについても詳しく解説していきます。自分が経験した営業と食品メーカーの営業で異なる点がないか確認しながら読み進めてください。


食品メーカーの営業職の種類

食品メーカーの営業職の種類

食品メーカーの営業職に配属されると担当することになる営業先を3つ紹介します。

それぞれの営業先では求められるスキルや必要な知識が異なります。自分が担当することになった場合を想像しながら読んでください。


卸売店やメーカー向けのルート営業

卸売店やメーカーを担当する人は卸売店やメーカーを訪問し、自社商品の購入を促します。

初対面の訪問では商品が売れないため、見本や資料を使った説明を通して仕入れ担当者と信頼関係を構築します。

商品を購入してもらうには信頼関係が重要です。商品棚への陳列を手伝ったり、新商品のサンプルをいち早く届けたりします。

もちろん必ず成果になるとは限りませんが、上記の工夫を継続することで商品の購入につながるでしょう。

また、取引経験のある企業を訪問する場合もあります。新規の営業と比較すると購入してもらえる可能性は高くなるでしょう。

しかし、慢心が生まれたことで仕事が雑になり、契約が打ち切られることもあるので、日々の信用の積み重ねが重要です。


食品を扱う量販店向けのルートや本部営業

食品を扱う量販店に自社商品を陳列してもらえるように営業します。

量販店は食品を一度に大量に仕入れることで割安な値段で販売する企業です。そのため一度の契約で大量に販売できる可能性があります。

その反面、他社との競争に勝つ必要があるでしょう。自社商品にしかない強みや特徴をわかりやすくアピールしてください

また、量販店に営業する人は自社商品の位置に注意しましょう。多くの消費者の目に留まる位置に陳列されているか、購入したくなるようなポップが設置されているかなどです。

量販店は仕入れた食品が売れなければ、次回も購入しようとは思わないでしょう。量販店で営業する担当者には長期にわたって契約してもらうための工夫が求められます。


飲食店向けのエリア営業

飲食店向けのエリア営業は直接お店にお邪魔し、商品購入を促します。

レストランや居酒屋などのチェーン店に加え、個人経営の飲食店も営業の対象になります。量販店とは違い業務用の食品を販売するのが特徴です。

とくに個人経営の飲食店では店長と直接交渉することもあるでしょう。きちんと信頼関係を構築することで長期契約につながります

飲食店の規模によって購入される量に差が生まれるでしょう。
1件1件、誠実に対応していくことで口コミなどにより売上に繋がることもあります。


食品メーカーの営業職の仕事内容

食品メーカーの営業職の仕事内容

食品メーカーの営業職の仕事内容は以下の6つです。

食品メーカーの営業職は幅広い業務を担当します。どの仕事も自社の売上に貢献するためには欠かせない業務です。

転職した際どういった業務を担当するのか理解しておくためにも、以下の内容を参考にしてください。


新商品の提案・金額交渉

食品メーカーの営業職が担当する仕事の1つ目は新商品の提案・金額交渉です。

営業職のメインは新規・既存問わず自社商品を認知してもらい、適正な価格で購入してもらうことです。

とくに新商品は購入するメリットがまだ相手企業に伝わっていないため、数値や図を用いて説明します。ときには試食してもらい商品の良さを体感してもらいます。

また金額交渉は営業職の腕の見せどころです。低い金額にすると購入してもらえる可能性は上がりますが、自社の利益につながりません。

そこで相手企業に対して提示した金額で購入するメリットをプレゼンテーションします。自社商品を多くの消費者に届けるためにも知識や経験を活かして営業しましょう。


販促・プロモーションの企画や交渉

食品メーカーの営業職が担当する仕事の2つ目は販促・プロモーションの企画や交渉です。

自社が製造した商品が1つでも多く購入してもらうためのイベントを企画するのも営業職の仕事になります。展示場を借りた大規模なものから、販売店の一部スペースを拝借して実施するイベントなどさまざまです。

現在ではSNSを活用したプロモーションが増加しています。自社のアカウントを持つことで情報発信が容易にできるからです。

一方、販売店での販促は売場の担当者と一緒に作り上げていきます。商品のセット購入による割引を実施したり、商品の配置を変更したりします。

販促の成功には売場の担当者との関係性が重要です。お互いにとってメリットを生む工夫が求められます。


自社商品の売場拡大のための位置の交渉

食品メーカーの営業職が担当する仕事の3つ目は自社商品の売場拡大のための位置の交渉です。

量販店において商品を陳列する位置によって売上が大きく変化します。消費者の目に留まりやすい位置にすることで購入機会が増加するからです。

また、売場が増えることで消費者の目に映る可能性が高くなります。たとえば、ケチャップを購入した消費者がついでにマヨネーズも買うかもしれません。

そのため、営業職は売場の担当者の方と交渉し、売場拡大を目指します。単純なお願いでは交渉は有利に進みません。

売場を拡大するメリットや商品の位置を変える意味をきちんと説明しましょう。


試食会の実施・ニーズのヒアリング

食品メーカーの営業職が担当する仕事の4つ目は試食会の実施・ニーズのヒアリングです。

スーパーなどの量販店では試食会を開催することで消費者に直接商品の良さを伝えながら、リアクションや改善点の情報を収集します

新しい商品を開発する際のデータとなり、より良い商品が生まれるでしょう。

漠然と試食会を開くだけでは何も生まれません。どういった客層が商品に興味を持ってくれるのか、自社商品はターゲット層のニーズを満たしているのかなど目的を持つことが重要です。

消費者と触れ合う機会が少ない研究職や企画職によいデータが渡せるよう努めましょう。


新商品を認知拡大するための展示会への出展

食品メーカーの営業職が担当する仕事の5つ目は新商品を認知拡大するための展示会への出展です。

規模が大きいものなら東京を始め、大阪や名古屋などの大きな会場を貸し切って行う一大イベントになります。新商品の認知度向上や自社が行っている事業の情報発信が可能です。

イベントの企画から当日の設営、来場者対応などやるべきことは多岐にわたります。営業職だけでは対応できない場合もあるため、部署を超えての協力が必要です。

また、大きなイベントになるため成功した際は仕事のやりがいを感じるでしょう。営業職で規模の大きい仕事に携わりたいと考える方に向いています。


クレーム対応

食品メーカーの営業職が担当する仕事の6つ目はクレーム対応です。

納品の遅れや不備がある場合の対応は営業職になります。日頃から信頼関係を構築しておくことがクレーム対応において重要です。

クレーム対応は一歩間違えると企業の評判が悪化する原因になります。企業を代表して誠意が伝わるよう対応することを心がけましょう。

また対応するスピードも大切です。1週間や1か月と対応が遅くなることで問題は拡大します。

当日中の解決が望ましいですが、難しい場合はいつまでに解決できるのか伝えましょう。きちんと対応することで信頼関係が失われる可能性が低くなります。


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食品メーカーの営業職の年収事情

握手するビジネスパーソン

厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査によると、製造業の年収は約360万円です。

食品メーカーの年収も近い値になると予想されます。ほかの業界と比較すると情報通信業が約457万円、卸売業・小売業は約383万円です。

その他の業界と比較すると食品メーカーは全業界中おおよそ中央付近に位置しています。

以下の表は大手食品メーカーが発表した2023年の平均年収です。

企業名

平均年収

サントリーホールディングス

1,130万円

味の素

1,072万円

明治ホールディングス

1,036万円

食品メーカーは大手企業になると平均年収が1,000万円を超えます。企業によって給料は大きく変わりますが、給与面を重要視する方は参考にしてみてください。

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/dl/05.pdf)
出典:サントリーホールディングス株式会社|第15期有価証券報告書
出典:味の素株式会社|第146期有価証券報告書
出典:明治ホールディングス株式会社|第15期有価証券報告書


食品メーカーの営業職のやりがい

食品メーカーの営業職のやりがい.

食品メーカーの営業職のやりがいは大きく以下の3つに分けられます。

食品メーカーは消費者の生活を支える重要な役割を担っています。そのためさまざまな場面で仕事のやりがいを感じるでしょう。

食品メーカーの営業職に転職するか迷っている方は、検討材料の1つに加えてみてください。納得いく転職につながります。


自社商品を街中や陳列棚で見かけた時

自社商品を街中や陳列棚で見かけた時は大きなやりがいを感じます。

自社商品が消費者の生活に貢献していると実感できるからです

とくに、駅前に自社商品の看板を見つけた時や自宅近くのスーパーに新商品が陳列されているのを発見した時に実感が湧くでしょう。

自分の営業努力が一助となり成果が目に見えることで、仕事のモチベーション向上につながります。仕事の成果が可視化されることでやりがいに感じる方は営業職で活躍できるでしょう。


取引先との信頼関係が築けた時

取引先との信頼関係が築けた時も仕事のやりがいを感じるでしょう。

消費者に良い商品を届けるといった同じ目標に向かって行動できるからです。卸売店や量販店、飲食店などは取引先である一方で、美味しい食品を消費者に届けたいといった同じ目標を持った仲間でもあります

食品メーカーは製造する立場、量販店は販売する立場とお互いの立場が異なるだけで、目的は変わりません。

信頼関係を構築することで、目標達成に向けて協力できる仲間が増えます。その結果、仕事にやりがいを感じるでしょう。

社内社外に関係なくお互いに協力し合い大きな成果を生み出したい人は、実力がより発揮できるかもしれません。

また、食品メーカー営業は顧客との信頼関係が取引において重要な役割を果たします。
「あなたが担当だからお願いしたい」と受注を獲得した際などは、自身の介在価値を感じられ、営業職としてやりがいに繋がることもあります。


販促・プロモーションが成功した時

最後に紹介するのは販促・プロモーションが成功した時です。

成功させるには事前準備に多くの時間と費用がかかります。それらに見合った成果が生まれることでやりがいを感じるでしょう。

プロモーションであればターゲットや発信する媒体、開催時期などさまざまな要素を決定しなければなりません。競合他社との兼ね合いや予算の都合もあるでしょう。

そうした課題を1つずつ乗り越えた結果の成功は非常にやりがいを感じる瞬間です。とくに自分が企画し、主体となって開催したイベントならさらに喜びを感じます。

食品を通して実現したい目標や夢がある人は、やりがいを持って働けるでしょう。


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食品メーカーの営業職に求められるスキルセット

電話をするビジネスマン

食品メーカーの営業職に求められるスキルは以下の3つのセットです。

営業職はさまざまな業務を担当するため、幅広いスキルが求められます。すべてを身につけていないと転職できないわけではありません。

しかし、持っているスキルが多いほど有利に転職できるのは事実です。本章を読みながら食品メーカーの営業職に必要なスキルを把握しておきましょう。


コミュニケーション能力

求められるスキルの1つ目はコミュニケーション能力です。

量販店や飲食店の担当者と会話しながら信頼関係を構築する必要があります。自分の意見ばかり話す人や相手の意見に流されてしまう人は長続きする関係が築けないでしょう。

相手の意見を尊重しつつ、自分の意見をきちんと伝えるにはコミュニケーション能力が求められます

ほかにも営業職は、相手の考えを引き出すヒアリング能力や自分の考えをうまく伝えるプレゼンテーション能力も必要になります。

コミュニケーション能力を磨いておくことで上記のスキルの代用になるでしょう。

また、お互いに価値のある取引を実現するには関係性が重要です。関係性を築くにはコミュニケーションが鍵になることを覚えておきましょう。


プロジェクト管理能力

求められるスキルの2つ目はプロジェクト管理能力です。

営業職は新商品の発売に向けて販促やプロモーションを実施します。販促するなら発信する媒体、イベントなら会場担当者との打ち合わせなど、あらかじめ準備しなければならないことが多岐にわたります。

期日までにすべてを完了させるにはプロジェクト管理能力が欠かせません

さらにチームリーダーに昇格すれば部下の管理も必要です。任せた仕事の進捗管理をしながら、自分の仕事に取り組みます。

準備不足によるトラブルが頻発すると取引先や消費者の評判に悪影響です。予想外のトラブルが発生しても間に合うようスケジュールを組みましょう。


マーケティング知識

求められるスキルの3つ目はマーケティング知識です。

営業職は消費者のニーズを正確に把握し、卸売店の担当者にプレゼンテーションしなければなりません。自社商品を購入するメリットがなければ、誰も購入しようとは考えません。

消費者が求める要素を分析し提案するには、マーケティング知識が役立ちます。とくに消費者と直接会話できるチャンスがある営業職ならデータが集めやすいです。

収集した2次情報だけではなく、自分の目で見て確かめた1次情報をもとに新商品の開発案や販促ができます

単純に商品を売るだけではなく、売れる仕組みの調査・分析に興味がある人は向いているでしょう。


食品メーカーの営業職に向いている人

説明をしているビジネスマン

食品メーカーの営業職に向いている人は以下の3項目に当てはまる人です。

  • 対人関係スキルが高く、多くの人を巻き込む力がある人
  • 食に対して強い関心がある
  • 消費者の生活に深く関わりたい

食品メーカーの営業職は、多くのステークホルダーと関係性を築く必要があります。日々多くの人と関わるため、人当たりがよくコミュニケーション力がある人は食品メーカーの営業職に向いているでしょう。

また、食品メーカーの営業職は、消費者の食生活に関わる重要なポジションに位置します。重い責任が問われる時があるでしょう。

仕事のプレッシャーを跳ね除けるには食に対する興味関心が重要です。つらい時期でも自分なりに仕事のやりがいを見つけ、乗り越えられるでしょう。

また面接では志望動機を質問されます。自信を持って回答することで面接官に好印象が与えられます。

面接を有利に進めたい方は、自分が食品メーカーの営業職に向いている人材かどうか明らかにしておきましょう。

💡志望動機の進め方についてはこちらの記事をチェック
​​​​​​​営業職で転職を目指すなら、志望動機は「業界」「職種」「企業」を軸に考えよう!志望動機作成の“3つ”の手順


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食品メーカーの営業職の大変なところ

悩んでいるビジネスマン

食品メーカーの営業職の大変なところは以下の2つが挙げられます。

営業職はやりがいが多い反面、つらい仕事が回ってくることがあります。転職した後に「想像と違った」とならないためにも本章の解説を参考にしてください。

仕事に対する不満や違和感は早期離職の原因になります。後悔のない転職にするためには、食品メーカーの営業職が苦労する部分をあらかじめ理解しておきましょう。


クレーム対応がある

営業職はクレーム対応しなければなりません。

取引企業や飲食店と直接関係がある営業職はクレームがあった際、謝罪に行く必要があります。自分自身のミスが原因であればもちろんですが、企業を代表して行く場合もあるでしょう。

クレームを繰り返さないためにも状況確認やヒアリングを実施し、改善に努めましょう。企業全体の利益を優先し、行動することで企業の発展につながります。


営業職が配達を行うメーカーもある

営業職が配達を行うメーカーもあることを理解しておきましょう。

量販店や飲食店に納品する食品を自分で届ける場合があります。直接足を運ぶことで信頼関係の構築に役立つでしょう。

しかし、本来行うべき営業職の仕事に加えて配達があるため忙しくなります。効率よくこなすにはスケジュール管理能力が必要です。

また、食品の量によっては重量があるので体力が求められます。


食品メーカーの営業職のキャリアパス

CAREERの階段

食品メーカーの営業職が選択できるキャリアパスは以下の2つです。

  • マネジメント職
  • 社内の他部署

営業職には多様なキャリアパスが存在します。自分自身の将来設計や興味関心に合わせて選択しましょう。

マネジメント職は目標設定や人材育成、スケジュール管理などチームをまとめる立場になります。自分の仕事をこなしつつ部下を管理するのは苦労も多いでしょう。

しかし、成長する姿やチームで目標を達成する瞬間はやりがいがあります。

ほかにも営業職は他部署への異動も可能です。製造や商品開発、マーケティングなど多岐にわたります。
社内で多くのキャリアパスが存在することも食品メーカーの魅力的なポイントです。

営業以外の業務に興味が生まれた人は、営業職で培ったスキルや能力を駆使することで活躍できるでしょう。


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食品メーカーの営業職は未経験でも挑戦できる?

初々しいビジネスマンたち

食品メーカーの営業職は未経験でも挑戦できます

食品メーカーの営業職はルート営業が多いため未経験でもチャレンジしやすいからです。先輩社員からの教育や引き継ぎを受けることで早期に活躍できます。

また、別業界での営業経験を活かせる機会があるでしょう。コミュニケーション能力やスケジュール管理、データ分析などは業界に関係なく通用するスキルです。

食品に関する知識がなくても転職するチャンスはあります。
食品メーカーの営業職に転職したい人は、きちんと面接対策して内定を勝ち取りましょう。

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まとめ

本記事では食品メーカーの営業職の仕事内容から求められるスキル、向いている人の特徴を解説してきました。

営業職はさまざまな業務を担当するため苦労が多いでしょう。しかし、目標を達成できる機会も多いためやりがいのある職種です。

自分がなぜ食品メーカーの営業職を希望するのか、きちんと言語化して面接に挑みましょう。志望動機が明確になり面接官に好印象を与えられます。

食品メーカーの営業職への転職を迷っている方は本記事を参考にしていただき、納得のいく転職にしてください。

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監修/梅田 翔五
監修/梅田 翔五
上智大学経済学部経営学科卒業。 大手製薬会社の営業、ダンススタジオ立ち上げ、 大手人材紹介会社のCAマネージャー、ITスタートアップの営業マネージャーを経たのち、営業の総合支援会社であるセレブリックスに入社。 現在は SQiL Career Agent の事業責任者を務めている。 Twitter:@job_and_life

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