営業職の自己PRの例文13選|自己PR作成のコツや注意点も解説
就職活動や転職活動を成功させるうえで欠かせないのが自己PRです。自分自身の強みをしっかりと伝えられれば、採用担当者の印象に残ります。一方で「何をどのように伝えるべきかわからない」と迷っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、営業職の自己PRの書き方について、パターン別に解説します。営業未経験者の自己PRの例文についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.営業職の自己PRで示すべきポイントとは
- 2.企業から敬遠される自己PRとは
- 2.1.アピールポイントを羅列している
- 2.2.専門用語を多用している
- 2.3.具体性に欠ける
- 2.4.営業職としての経験年数
- 3.【業種別】営業職の自己PRの例文
- 3.1.不動産の営業
- 3.2.メディカル営業(MR)
- 3.3.自動車ディーラーの営業
- 3.4.生命保険の営業
- 4.【職種別】営業職の自己PRの例文
- 5.【スキル別】営業職の自己PRの例文
- 5.1.高度な「ステークホルダーマネジメント能力」
- 5.2.「潜在ニーズ」を掘り起こす課題発見力
- 5.3.顧客を成功に導く「コンサルティング営業力」
- 5.4.主体的な学習で、異業界へ挑戦する意欲をアピール
- 6.【営業未経験者】営業職の自己PRの例文
- 6.1.新卒の場合
- 6.2.他職種(エンジニア)から営業へ
- 7.まとめ
営業職の自己PRで示すべきポイントとは
自己PRとは、履歴書や面接などの場で、自分の強みや実績、経験などをアピールすることです。まずは、営業職の自己PRで示すべきポイントについて解説します。
※関連記事:自己PRに悩む人に送る!自分の強みを見つける3つのポイント
売上や契約などの実績を表す数字
営業職の経験がある場合は、売上や契約などの実績を数値で示すのがポイントです。たとえば、「営業職として3年間勤務した経験があります」だけでは、他者との差別化にはなりません。実績としてアピールしたいのであれば「営業職として3年間勤務し、約100人の部署で3期連続売上トップになりました」「売上目標150%達成でした」など、具体的な成果と紐づけることを意識しましょう。
「数字」の裏付けとなる、再現性を示すエピソード
前項で挙げた「売上目標150%達成」といった数字(結果)は、あなたの実績を端的に示す強力な武器です。しかし、それだけでは採用担当者に「その成果は、たまたま運が良かっただけかもしれない」と思われるリスクも残ります。
その数字に圧倒的な説得力を持たせるのが、具体的なエピソードです。
どのような課題に対し、あなたがどのように考え、工夫して行動し、その結果として数字が生まれたのか。この一連のストーリーを語ることで、あなたの成功が再現性のあるスキルに裏付けられたものであることを証明できます。
この「課題→行動→結果」のフレームワークは、成功体験だけでなく、あえて失敗談を語る際にも有効です。「〇〇で失敗したが、その原因を△△と分析し、□□という行動を徹底したことで乗り越えた」というエピソードは、あなたの課題解決能力と学習能力をより強く印象付けるでしょう。
企業の「求める人物像」から逆算して、アピールするスキルを選ぶ
自己PRは、あなたの持っているスキルを闇雲に羅列する場ではありません。重要なのは、応募先企業が「求めているスキル」と、あなたの「持っているスキル」が、いかに合致しているかを明確に示すことです。
では、企業が何を求めているかは、どうすればわかるのでしょうか。
求人票を徹底的に読み解く
まずは、求人票の「業務内容」や「求める人物像」の欄を徹底的に読み込みましょう。そこに繰り返し出てくるキーワードがあれば、それが企業が今まさに求めているスキルです。例えば「新規開拓」という言葉が多ければ「粘り強さ」を、「顧客とのリレーション構築」という言葉が多ければ「関係構築力」を、それぞれ具体的なエピソードと共にアピールするのが効果的です。転職エージェントに聞く
しかし、求人票に書かれていることが全てではありません。最も確実な方法は、転職エージェントに直接確認することです。
エージェントは、採用担当者から「今回は、特に〇〇ができる人材が欲しい」といった、求人票には書かれていない、裏側のニーズを把握している場合があります。どのスキルを、どのような言葉で伝えれば最も響くのか。その「答え」を、エージェントは知っているかもしれません。
企業から敬遠される自己PRとは
自己PRは伝え方を誤ってしまうと、強みをアピールできないばかりか、マイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。ここでは、企業から敬遠される自己PRとその注意点を解説します。
アピールポイントを羅列している
複数のアピールポイントを並べてしまうと、強みが効果的に伝わらず、採用担当者の印象にも残りづらくなります。自己PRでは、自分が持っているスキルや知識、資格のなかから、ポイントを絞り込むことが重要です。アピールポイントを羅列するのではなく、ポイントを絞り込み、エピソードで深掘りしていくことを心がけましょう。
専門用語を多用している
専門用語の多用は、「相手の立場に立って考えられない」というマイナスの印象を与えかねません。特に異業界へ転職する場合、あなたの常識は、相手にとっては「外国語」と同じです。
「難しいことを、分かりやすく説明する能力」は、営業職における最も重要なスキルの一つ。自己PRは、その能力を証明する最初の機会だと心得ましょう。
具体性に欠ける
具体性に欠ける自己PRでは、企業側が応募者の意図や人柄をイメージできません。自分の強みを一方的にアピールするのではなく「入社後はこのように貢献していきたい」といった将来像を示すことで、企業側にも採用するメリットを感じてもらいやすくなります。
営業職としての経験年数
自己PRにおいて、営業経験の年数は、あくまで補足情報にすぎません。採用担当者が本当に知りたいのは、「その期間の中で、あなたが何を考え、どのように行動し、どんな成果を上げてきたのか」という、経験の「中身」です。
「法人営業を5年経験しました」とだけ伝えるのではなく、「法人営業として5年間、主に〇〇業界の新規開拓を担当しました。特に、△△という手法で顧客との関係を構築し、□□という実績を上げました。」
というように、経験年数に加えて、担当業界、営業スタイル、そして具体的な実績をセットで語りましょう。たとえ経験年数が短くても、その期間の中で密度の濃い経験をし、明確な成功体験を語ることができれば、経験年数が長いだけの候補者よりも高く評価される可能性は十分にあります。重要なのは、長さではなく「深さ」です。
【業種別】営業職の自己PRの例文
営業職は、業種によって効果的なアピール方法が異なります。ここでは、不動産、メディカル、自動車、生命保険の4業種をピックアップし、それぞれ自己PRの例文を紹介します。
不動産の営業
前職のマンション分譲会社で5年間、営業として勤務しておりました。 |
メディカル営業(MR)
前職の製薬会社で5年間、メディカル営業(MR)として大学病院を担当しておりました。 |
自動車ディーラーの営業
前職の自動車販売会社で5年間、営業を担当しておりました。 |
生命保険の営業
大学卒業後、生命保険会社で8年間、個人向けの営業を担当してまいりました。 |
【職種別】営業職の自己PRの例文
営業の職種は、法人営業、ルート営業、新規開拓営業の3種類に大別されます。ここでは、職種別に自己PRの例文を紹介します。
法人営業
ITベンチャー企業で3年間、法人向けの新規開拓営業を担当しておりました。 |
ルート営業
新卒で食品会社に入社後、飲食店やスーパー向けのルート営業を5年間担当してまいりました。 |
新規開拓営業
前職のITベンチャー企業で3年間、新規開拓営業を担当しておりました。 |
【スキル別】営業職の自己PRの例文
異なる業界から転職を目指す場合、営業職として共通するスキルをアピールするのが有効です。ここでは、スキル別の自己PRの例文を紹介します。
高度な「ステークホルダーマネジメント能力」
10年間の法人営業経験で培った最大の強みは、多様なステークホルダーと合意形成を図る「ステークホルダーマネジメント能力」です。 |
「潜在ニーズ」を掘り起こす課題発見力
私が営業として最も得意とするのは、お客様自身も気づいていない「潜在ニーズ」を掘り起こし、本質的な課題解決に繋げることです。 |
顧客を成功に導く「コンサルティング営業力」
私の強みは、お客様の要望を鵜呑みにせず、データに基づいて本質的な課題解決へと導く「コンサルティング営業力」です。 |
主体的な学習で、異業界へ挑戦する意欲をアピール
私の強みは、市場の変化を察知し、目標達成のために主体的に学習を継続できることです。 |
【営業未経験者】営業職の自己PRの例文
営業職は未経験からでも挑戦できます。最後に、営業未経験者の自己PRの例文を紹介します。
※関連記事:未経験から営業職への転職活動で、「アピールすべきポイント」はコレだ!
新卒の場合
学生時代、2万人が参加する学園祭の実行委員会で、副委員長を務めておりました。 |
他職種(エンジニア)から営業へ
私の強みは、顧客の課題を技術的な視点から正確に理解し、最適な解決策を設計できる「技術的課題解決能力」です。 |
まとめ
営業職の自己PRでは、相手が知りたいと思っている内容を端的に伝えることが大切です。アピールすべきポイントを絞り、採用担当者の印象に残る自己PRを作成しましょう。
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