ベンチャー企業はやめとけは本当?ブラックと言われる理由や向いている人、転職する際チェックすべきポイントまで徹底解説!

ベンチャー企業はやめとけは本当?ブラックと言われる理由や向いている人、転職する際チェックすべきポイントまで徹底解説!

「ベンチャー企業はやめとけ」という声を耳にすることもありますが、本当にそうなのでしょうか?確かに、ベンチャー企業には特有のリスクが伴い、ブラック企業とされることもあります。

しかし、実際にはすべてのベンチャー企業がブラックではなく、魅力的な成長機会を提供している企業も多く存在します。

本記事では、ベンチャー企業の特徴を見たうえで、なぜ「やめとけ」と言われるのか、その理由や実際のメリット、さらに転職を考える際にチェックすべきポイントなどについて解説します。

自分に合った環境を見つけたい人や、ベンチャー企業に挑戦しようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

目次[非表示]

  1. 1.ベンチャー企業の特徴について解説
    1. 1.1.ベンチャー企業とは
    2. 1.2.「メガベンチャー」とはどんな企業?
    3. 1.3.ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い
    4. 1.4.ベンチャー企業と大企業の働き方の違い
  2. 2.なぜ「ベンチャー企業で働くのはやめとけ」と言われるのか
    1. 2.1.ベンチャー企業=ブラックは誤り
    2. 2.2.組織体制が整っていないことがあるため
    3. 2.3.給料や福利厚生などの待遇面で劣っている部分もあるため
    4. 2.4.労働環境が整っていないことがあるため
    5. 2.5.マーケットやプロダクト、事業に不確実性があるため
  3. 3.ベンチャー企業で働くメリットや魅力
    1. 3.1.仕事のやりがいと成長機会
    2. 3.2.任される仕事の幅が広く裁量が大きい
    3. 3.3.事業の立ち上げに関わることができる
    4. 3.4.年齢や入社年数に関係なく評価されやすい
    5. 3.5.経営陣との距離が近い
  4. 4.ベンチャー企業が向いている人の特徴
    1. 4.1.リスクを恐れないチャレンジ精神
    2. 4.2.自己成長を追い求める意欲
    3. 4.3.スピード感を楽しめる
    4. 4.4.チームワークを重視できる
    5. 4.5.柔軟性と適応力がある
  5. 5.ベンチャー企業に転職するために確認すべきポイント
    1. 5.1.企業のビジョンやミッションと自身の価値観がマッチしているか
    2. 5.2.企業の成長性と安定性
    3. 5.3.働き方や社内の文化
    4. 5.4.社内でのキャリアパス
    5. 5.5.ベンチャー企業に転職するならエージェント活用がおすすめ
  6. 6.ベンチャー企業に挑戦する際注意すべきポイント
    1. 6.1.年間売上成長率や業界シェア率の表記
    2. 6.2.入社後の待遇面も要チェック
    3. 6.3.大量採用・高い離職率・採用基準が緩すぎる場合は要注意
  7. 7.まとめ


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ベンチャー企業の特徴について解説

ベンチャーに参加する

ベンチャー企業は、イノベーションを推進し、急成長を目指す新興企業です。新しい技術やサービスを基盤に、未開拓の市場や業界に挑戦することが多く、そのためには高いリスクを伴う場合もあります。

まずはベンチャー企業の特徴について見ていきましょう。


ベンチャー企業とは

ベンチャー企業とは、新しい事業や技術を活用して急成長を目指す企業のことを指します。通常、資金調達の面で未成熟であり、事業モデルや市場での競争力を確立するために積極的なリスクを取ることが少なくありません。そのため、柔軟でダイナミックな企業文化が特徴です。

多くの場合、小規模であり、従業員数が少ないことから、一人一人に大きな責任が求められますが、成長のスピードも速く、やりがいを感じることができる環境でもあります。


「メガベンチャー」とはどんな企業?

ベンチャー企業を調べていると、「メガベンチャー」という言葉を目にすることもあるでしょう。「メガベンチャー」とは、規模は大きく、一定の成功を収めたベンチャー企業を指します。

これらの企業は急速に成長し、市場において確固たる地位を築いていますが、成長過程で「ベンチャー」精神を保持し続けている点が特徴です。例えば、楽天やメルカリなどの企業が代表的な企業です。

メガベンチャーは大企業に近い規模感を持ちながらも、フレキシブルな社風や、スピード感を重視した働き方を採用している点で他の大企業とは異なります。


ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いは、明確な定義があるわけではありませんが、以下のように使い分けられることが多くなっています。

  • ベンチャー企業=新興かつ急成長を目指す企業
  • スタートアップ企業=ベンチャー企業の中でも新たなビジネスモデルや市場創造を掲げている企業

どちらも新興かつ急成長を目指すという観点では同様ですが、その中でもスタートアップは新規性の高いビジネスに取り組んでいる企業を指すと言えそうです。

💡スタートアップ企業について知りたい方はこちら
【転職失敗】スタートアップは辛い?スタートアップで働く魅力とリスクを徹底解説!


ベンチャー企業と大企業の働き方の違い

ベンチャー企業と大企業では、働き方に大きな違いがあります。

ベンチャー企業では、意思決定が速く、スピード感を重視した仕事が求められます。また、役職や部署に縛られず、チーム全員が幅広い業務に携わることが一般的です。

一方、大企業では、役職ごとの分業が進んでおり、業務の専門性が高い傾向にあります。また、大企業は安定した給与体系や福利厚生が整っていることが多くありますが、ベンチャー企業では、企業成長とともに報酬や待遇が変動することがしばしばあります。


なぜ「ベンチャー企業で働くのはやめとけ」と言われるのか

悩んでいるビジネスパーソン

ベンチャー企業への就職を考えた際に、「やめとけ」という声を耳にすることがあります。理由として挙げられるのが、労働環境や待遇、事業の不確実性などです。それぞれの具体的なポイントを見ていきましょう。

なお、これらの理由が必ずしもすべてのベンチャー企業に当てはまるわけではない点は認識しておきましょう。


ベンチャー企業=ブラックは誤り

政府などはブラック企業を示す正式な定義を明らかにしていませんが、一般的には極端な長時間労働や低賃金、ハラスメントなどが横行し、労働基準法を守らない企業を指します。

しかし、ベンチャー企業のすべてがこの条件に当てはまるわけではありません。確かに成長途上のため、労働環境が厳しい場合もありますが、労務管理がしっかりしているベンチャー企業も存在します

労働時間が長くなりがちだったり、仕事の裁量が大きかったりする点は多くの場合事実ですが、それが必ずしも悪いこととは限りません。個人の成長機会が豊富で、やりがいを感じられる環境であることも多いため、自分の価値観と合うかどうかが重要と言えるでしょう。

この前提を考慮したうえで、ここからは「ベンチャー企業で働くのはやめとけ」と言われる理由を見ていきます。


組織体制が整っていないことがあるため

大手企業と比べ、ベンチャー企業は組織体制が未成熟なことが多い傾向にあります。役職や業務の線引きが曖昧で、一人で複数の業務を担当することも珍しくありません。特に、事業が急成長しているフェーズでは、マネジメントが追いつかず、業務プロセスが明確に整備されていないこともあるでしょう。

そのため、業務の効率化を自ら進める力や、自分で課題を見つけ解決する姿勢が求められます。大変なことですが、裏を返せば裁量を持って仕事ができるということでもあります。

自ら動ける人にはチャンスが多い環境とも言えるでしょう。


給料や福利厚生などの待遇面で劣っている部分もあるため

ベンチャー企業は、資金的な余裕が少ないことが多いため、大企業と比べて給与水準が低い場合があります。また、住宅手当や退職金、育休制度などの福利厚生も整っていないことが少なくありません。
特に創業間もない企業では、利益を出すことが最優先となり、社員への還元が後回しになることもあります。一方で、ストックオプションなどの独自の報酬制度を採用している企業もあり、事業が成功すれば大きなリターンを得られる可能性もあります。

また、企業の成長とともに待遇が改善されることもあるため、短期的な給与だけでなく、将来的なビジョンを見据えることも大切です。


労働環境が整っていないことがあるため

ベンチャー企業はスピード感が求められるため、労働時間が長くなることが想定されます。特に、競争の激しい市場では、短期間で成果を出すことが必須となり、プレッシャーを感じる場面も多いかもしれません。た、労務管理のノウハウが不足している企業では、長時間労働が常態化するケースもあります。さらに、オフィス環境や業務システムが整っていないこともあり、効率的な働き方ができないかもしれません。

しかし、近年では働き方改革の影響もあり、ワークライフバランスを重視するベンチャー企業も増えています。社内制度や働き方の実態をしっかり調査し、自分に合った企業を選ぶことが重要です。


マーケットやプロダクト、事業に不確実性があるため

ベンチャー企業のビジネスは、市場の変化や競争環境に大きく左右されます。新規事業に挑戦する企業が多いため、プロダクトが成功する保証はなく、最悪の場合、会社が倒産するリスクもあります。

大企業であれば、複数の事業を抱えることでリスクを分散できますが、ベンチャー企業では主力事業が失敗すれば経営が傾くことも珍しくありません。そのため、安定したキャリアを求める人には不向きかもしれません。

一方で、新規事業の立ち上げに携わることで得られる経験やスキルは、将来的に大きな資産となる可能性があります。リスクを取れる人には、大きな成長機会がある環境と言えるでしょう。


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ベンチャー企業で働くメリットや魅力

商談で握手を交わすビジネスパーソン

ベンチャー企業にはリスクがある一方で、大企業にはない魅力も多く存在します。成長環境や裁量の大きさ、経営陣との距離の近さなど、キャリア形成において得られるメリットが豊富です。

ベンチャー企業で働くことで得られる主なメリットについて見ていきましょう。


仕事のやりがいと成長機会

ベンチャー企業では、事業の成長とともに自分自身も成長できる環境が整っています。社員一人ひとりに求められる役割が大きく、成果が事業に直結するため、やりがいを感じやすいでしょう。

また、業務の幅が広く、新しいことに次々と挑戦できる機会が多いため、スキルアップしやすい環境です。特に、変化が激しい環境に対応する柔軟性や、主体的に動く力が身につくため、将来のキャリアに大きくプラスになります。


任される仕事の幅が広く裁量が大きい

ベンチャー企業では、年齢や役職に関係なく重要な業務を任されることが少なくありません。業務範囲が広く、営業・マーケティング・開発など多岐にわたる経験を積めるため、幅広いスキルを習得できます。

また、意思決定のスピードが速く、自分のアイデアをすぐに実行できる環境が整っているため、責任を持って仕事を進められます。このような経験を積んでいると、将来的に独立やキャリアアップを目指す際に大きな武器となるでしょう。


事業の立ち上げに関わることができる

ベンチャー企業の醍醐味のひとつは、新規事業やプロジェクトの立ち上げに関与できる可能性が高い点です。市場調査からサービス開発、マーケティング戦略の策定まで、一連のプロセスを経験できることもあり、ビジネスの全体像を学ぶことができます。

特に、創業初期の段階では、一人ひとりの意見が事業の成長に直結しやすく、自分の手で会社を成長させる実感を得ることができます。

起業を考えている人や小さい会社を大きくしたいという志を持つ人にとっては、大企業では得られない貴重な経験ができるかもしれません。


年齢や入社年数に関係なく評価されやすい

ベンチャー企業では、実力主義の文化が強いため、年齢や入社年数に関係なく成果を出せば評価されやすい環境があります。大企業のような年功序列の制度が少なく、若手でも重要なポジションを任されることもよくあります。そのため、実際に20代で役員やマネージャーとして活躍している人も珍しくありません。

自身の能力を正当に評価してもらえる環境で働きたい人にとっては、大きな魅力となるでしょう。


経営陣との距離が近い

ベンチャー企業では、経営陣との距離が近く、直接意見を交わす機会が多くあります。社長や役員と密にコミュニケーションを取ることで、経営視点を学びながら仕事を進められるのは、大企業ではなかなかないメリットです。

また、意思決定のプロセスを間近で見られるため、経営のノウハウを学ぶ機会も多く、将来的に起業を考えている人にとっては、非常に有益な経験となります。経営層との信頼関係を築くことで、自分のキャリアにとってプラスになる可能性もあるでしょう。


ベンチャー企業が向いている人の特徴

ベンチャー企業が向いている人の特徴

ベンチャー企業は、変化が激しく、安定した環境とは言えません。しかし、そのような環境を楽しみ、自分の力で道を切り開くことができる人には、非常に魅力的な職場となるでしょう。

ここでは、ベンチャー企業に向いている人の特徴について解説します。


リスクを恐れないチャレンジ精神

ベンチャー企業では、事業の成功が不確実であり、リスクを伴う決断を求められる場面が多々あります。そのため、新しい挑戦を恐れず、失敗を学びに変えながら前進できる人が求められます。

失敗を怖がらずに積極的に挑戦できる人は、企業の成長とともに自身も大きく成長できるでしょう。安定を求める人よりも、変化を楽しみながら突き進む姿勢が重要です。


自己成長を追い求める意欲

ベンチャー企業では、成長機会が豊富にありますが、それを活かすためには自ら学び続ける意欲が不可欠です。大企業のように研修制度が整っていないことも多いため、自分で知識を吸収し、必要なスキルを磨いていく姿勢が求められます。

自分の成長を会社の成長と結びつけられる人は、ベンチャー企業で大きな成果を上げることも期待できるでしょう。


スピード感を楽しめる

ベンチャー企業の特徴のひとつに、意思決定のスピードが速いことが挙げられます。市場の変化に素早く対応し、迅速に行動することが求められます。そのため、ゆっくりと考えながら慎重に動くよりも、スピードを重視しながら臨機応変に対応できる人が向いています。

新しいアイデアをすぐに実行し、結果を見ながら改善していくプロセスを楽しめる人にとって、ベンチャー企業は最適な環境かもしれません。


チームワークを重視できる

ベンチャー企業では、一人ひとりの役割が大きい一方で、チーム全体で協力しながら成果を出すことが求められます。少人数で運営されることが多いため、他のメンバーと密に連携し、助け合いながら働くことが重要です。

個人プレーに走らず、チームの目標に向かって協力できる人は、ベンチャー企業で活躍しやすいでしょう。


柔軟性と適応力がある

ベンチャー企業では、状況が常に変化し、計画通りに進まないことも珍しくありません。予期せぬ課題に直面した際に、柔軟に対応し、新しい環境に素早く適応できる力が求められます。

固定観念にとらわれず、変化を前向きに受け入れられる人は、ベンチャー企業での仕事を楽しむことができるでしょう。


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ベンチャー企業に転職するために確認すべきポイント

ポイントを確認している手

ベンチャー企業への転職は、大手企業とは異なる点が多いため、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

ベンチャー企業に転職するために確認すべきポイントを見ていきましょう。


企業のビジョンやミッションと自身の価値観がマッチしているか

ベンチャー企業では、企業のビジョンやミッションが明確に打ち出されていることが多く、その方向性に共感できるかどうかが重要です。経営層の考え方や会社の目指す方向性が自分の価値観と一致していないと、入社後にギャップを感じる可能性が高くなります。

事業内容だけでなく、企業の理念や目指す社会的価値についても理解し、自分自身のキャリアビジョンと照らし合わせて考えましょう。


企業の成長性と安定性

ベンチャー企業は、大企業に比べて事業の安定性が低いことが多いため、今後の成長性や資金調達状況などを確認することが重要です。過去の業績や投資家の支援状況、市場でのポジションを調べることで、企業の将来性をある程度予測できます。

特に、短期間で急成長を遂げている企業は、ビジネスモデルの持続性や市場の変化にどのように対応しているかを見極める必要があるでしょう。


働き方や社内の文化

ベンチャー企業では、フレキシブルな働き方ができることが多くありますが、労働時間が長くなりがちな企業もあります。勤務時間やリモートワークの可否、有給取得のしやすさなどを事前に確認し、自分のライフスタイルに合っているかを見極めることが大切です。

また、企業文化も重要なポイントであり、オープンなコミュニケーションが取れる環境か、チームワークを重視しているかなど、自分に合った職場環境かどうかをチェックしましょう。


社内でのキャリアパス

ベンチャー企業では、入社後にどのようなキャリアパスを描けるのかを事前に把握しておくことが重要です。成長機会が豊富にある一方で、組織が急速に変化するため、自分のキャリアがどのように発展するか見通しが立ちにくいケースもあります。

入社後にどのようなスキルを身につけられるのか、昇進の基準や評価制度はどうなっているのかを確認し、長期的なキャリアプランを考えましょう。


ベンチャー企業に転職するならエージェント活用がおすすめ

ベンチャー企業の求人情報は、大手企業と異なり市場に出回っていないことが多く、非公開求人として扱われるケースも珍しくありません。そのため、転職エージェントを活用することで、より良い求人に出会える可能性が高まります。

エージェントは企業の内部事情や求められるスキルセットを把握しており、自分に合った企業を紹介してくれるため、効率的に転職活動を進めることができます。

特に、業界に精通した転職エージェントを選ぶことで、ベンチャー特有の働き方や文化についても詳しく情報を得ることができるでしょう。

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ベンチャー企業に挑戦する際注意すべきポイント

ベンチャー企業に挑戦する際注意すべきポイント

ベンチャー企業にはメリットもあれば注意すべき点もあります。メリットを最大限享受し、入社後に失敗しないためには、事前のチェックが重要です。

ベンチャー企業に挑戦する際に注意すべきポイントを見ていきましょう。


年間売上成長率や業界シェア率の表記

ベンチャー企業の成長性を判断する際、年間売上成長率や業界シェア率の表記に注意が必要です。急成長をアピールする企業もありますが、売上の伸びが一時的なものなのか、安定的な成長が見込めるのかを見極めることが必要です。

例えば、創業数年の企業で「成長率500%」とうたっていても、もともとの基準となる年の売上が少なかったのかもしれません。また、業界シェア率についても、「市場シェアNo.1」とあっても、市場規模自体が小さい可能性があります。

誇張された数字ではなく、信頼できるデータや決算情報、客観的な情報などをもとに冷静に評価することが重要です。


入社後の待遇面も要チェック

入社時の給料が高く提示されることもありますが、その後の昇給や評価制度をしっかりと確認することが大切です。ベンチャー企業では、明確な評価基準がなかったり、給与の上がり方が不透明だったりするケースがあります。

昇給の頻度や評価制度の仕組み、インセンティブの有無などを事前に確認し、長期的なキャリア形成が可能な環境かどうかを見極めましょう。また、ストックオプションの有無など、給与以外の報酬制度もチェックすると良いでしょう。
ただし、確認を行った上でも成長途中の企業の場合、不確実不明瞭な場合も多いので、その点は留意しましょう。


大量採用・高い離職率・採用基準が緩すぎる場合は要注意

ベンチャー企業の中には、大量採用を行っている企業や、離職率が異常に高い企業も存在します。こうした企業は、社内の環境が整っていない、労働環境が厳しい、または適性のない人材が短期間で辞めてしまうといった問題を抱えている可能性があります。

特に、採用基準が極端に緩い企業は、スキルのマッチングよりも人手不足を埋める目的で採用を行っている場合があるため注意が必要です。

このような企業では、就職しても社員が離職しやすい環境の可能性があります。転職エージェントや口コミサイト、元社員の意見などを参考に、慎重に判断しましょう。


まとめ

ベンチャー企業は事業の不確実性や労働環境の未整備などの理由から、「やめとけ」と言われることもあります。しかし、ベンチャー企業の中でも働きやすい企業は増えており、またベンチャー企業ならではの魅力も多くあります。

本記事を参考に、自分がベンチャー企業に合っているかどうかをチェックし、自分が理想とする企業を見つけましょう。

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監修/梅田 翔五
監修/梅田 翔五
上智大学経済学部経営学科卒業。 大手製薬会社の営業、ダンススタジオ立ち上げ、 大手人材紹介会社のCAマネージャー、ITスタートアップの営業マネージャーを経たのち、営業の総合支援会社であるセレブリックスに入社。 現在は SQiL Career Agent の事業責任者を務めている。 Twitter:@job_and_life

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