転職エージェントはやめとけ?裏事情からわかる「搾取されない」賢い利用法と判断基準

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「希望条件を伝えたのに興味のない求人が大量に送られてくる...」
「早く応募しないと枠が埋まりますと急かされ、こちらの都合も考えずに電話が鳴り続ける...」
ネットの「やめとけ」という評判を見て、転職エージェントを使うべきか迷っていませんか?

結論、「転職エージェントやめとけ」は半分正解で半分間違いです
正確に言えば、使い方を知らないまま頼ると損をしますが、主導権を握って使えば強力な武器になります

この記事では、なぜ「やめとけ」と言われるのか、ビジネスモデルの裏事情から論理的に分解し、上手な活用法と自分に合った転職エージェントの選び方を解説します。

監修/武 拓矢
監修/武 拓矢
株式会社セレブリックス SQiL Career Agent 事業責任者 法人営業11年、CA歴9年、マネジメント6年の豊富な経験を持つ。 現場と経営、双方の視点を活かし、20-30代を中心に累計3,500名以上のキャリア支援を行っている。

なぜ「転職エージェントやめとけ」と言われるのか?評判の裏にある5つの理由

「やめとけ」と言われる主な原因は 担当者ガチャ×ビジネス構造×目的のズレです。

転職エージェントを利用する人は年々増えています。厚生労働省の「令和5年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」によると、有料職業紹介事業(主に転職エージェント)の新規求職申込件数は約3,861万件(前年度比34.7%増)と過去最高を更新しています。

つまり、多くの人が日常的に活用しているサービスなのです。実態を正しく理解しないまま選択肢を狭めるのはもったいないです。賢く対策を立てて、使いこなしましょう。

理由1:担当者の質にばらつきがあり、知識不足や相性の不一致が起きる

転職エージェントの評判が分かれる最大の要因は、担当者(キャリアアドバイザー)の質です。

外れのアドバイザー

当たりのアドバイザー

理解度

表面的な経歴で判断

価値観まで言語化する

情報の質

求人票レベルの情報

現場の裏事情・リアル

提案スタイル

AI抽出のテンプレ提案

価値観に合った厳選提案

交渉スタンス

内定優先で安売りする

市場価値を最大化する

企業理解と求職者理解が深く熱意のある当たりのアドバイザーなら、選考結果まで変えてしまうこともあります。

SQiL Career Agentの実例 ~交渉による「不採用」からの逆転内定~

こちらは実際にあった事例です。

ある求職者様が企業の役員判断で「経験不足」を理由に一度不採用となりました。 しかし、担当アドバイザーは「迷った末での不採用」という採用担当者の言葉を聞き逃しませんでした。
すぐに採用担当者へ連絡し、「もう一度面接のチャンスをもらえないか」と交渉し、異例の選考復活を果たしました。結果、見事に内定し、入社に至りました。

【SQiL Career Agentの実例~交渉による「不採用」からの逆転内定】 こちらは実際にあった事例です。 ある求職者様が企業の役員判断で「経験不足」を理由に一度不採用となりました。 しかし、担当アドバイザーは「迷った末での不採用」という採用担当者の言葉を聞き逃しませんでした。すぐに採用担当者へ連絡し、「もう一度面接のチャンスをもらえないか」と交渉し、異例の選考復活を果たしました。結果、見事に内定し、入社に至りました。

アドバイザーの当たり外れはゼロにはできませんが、当たり外れを見極めることが転職成功への近道です。

理由2:【裏事情】あなたが転職しなければ報酬0という厳しいビジネス構造がある

「強引に押されている気がする」と感じるのはあなただけではありません。業界特有の仕組みに原因があります。

多くの転職エージェントは企業から紹介手数料を受け取る成果報酬型です。紹介手数料の相場は「転職者の想定年収の約30〜35%」です。つまり、どれだけ親身に相談に乗っても、あなたが入社しない限りエージェントの売上はゼロです

アドバイザーの悪意がなくてもビジネスの構造上、スピードと成約を優先せざるを得ない瞬間が発生してしまうのです。

この仕組みを理解し、急かされることがあってもビジネス上の動きとして冷静に対応しましょう。

理由3:希望条件を無視して受かりやすい求人やブラック企業を勧められるリスクがある

納得のいく転職をしたいだけなのに、あなたの意思を無視してエージェントの都合を押し付けられるケースは少なくありません。

  • 希望よりも「内定が出やすい」求人に誘導される
  • 受かりやすさ優先で、希望条件の優先順位がズレる
  • ブラック企業と疑うような求人(情報が薄い、離職率が高い等)をすすめられる

ミスマッチを防ぐためにも自分の転職軸に合った提案か確認をしましょう。明確な軸を持っていれば、提案のズレにすぐ気づき、エージェントが理由を説明できない提案は即座に断ることができます。

実際に自身の価値観と向き合い、転職軸を言語化したことで迷いのない転職活動を実現した事例はこちら
本質的な課題を見極める。 壁打ちで深めた「コトに向き合う」転職軸の言語化と営業としてのあり方

理由4:採用コストがかかり、直接応募より選考ハードルが上がる可能性がある

企業側の視点に立つと、エージェント経由の採用には数百万円単位の紹介手数料がかかります。一方で、自社サイトからの直接応募ならタダです。

その結果、企業によっては

  • エージェント経由なら、より良い人材が欲しいと基準が上がる
  • 「紹介手数料に見合う採用か」を無意識に見られる

正直、受かりやすさは企業によります。エージェント経由でしか応募できない好条件の求人もあります

理由5:連絡がしつこく、ペースを乱されるストレスがある

連絡頻度から発生する問題も「やめとけ」と言われる理由のひとつです。

  • 仕事中でも平気で電話をかけてくる
  • 「早く返信を」と急かされ、常に追われている気分になる
  • じっくり考えたいのに、その場で決断を迫られる

転職活動の主導権はあなたにあります。エージェントの都合で急かされて、人生を棒に振る必要はありません。最初から「電話は平日19時以降」など連絡ルールを決めてしまうのもひとつの手です。

信頼できるアドバイザーなら、求職者の事情を第一に考えます。ルールすら守れないアドバイザーは、あなたのことを数字としか見ていません。遠慮なく即チェンジしましょう!

あなたは大丈夫?エージェントにカモにされる人の特徴と回避策

あなたが気を遣ってイイ人を演じるほど、エージェントは断らない「カモ」としてあなたを扱います。あなたのためではなく、エージェント自身の売上のために入社させやすい求人を紹介してきます。

【独自】エージェントが裏で確認している「カモ度」チェックリスト

以下のチェックリストに当てはまるほど、エージェントに主導権を握られやすい危険な状態です。

「カモ度」チェックリスト

カモ度チェックリスト。希望条件がふわっとしている。「今すぐ辞めたい」と焦っている。提案を断れず、すべて受けてしまう。1社しか登録していない(比較できない)。1つでも当てはまると、"カモ"認定される危険アリ!

もし当てはまっていても焦る必要はありません。状況は自分次第で変えられます。主導権を取り戻すための具体的な立ち回りを解説します。

売上ではなくひとりの人間として扱ってもらうための心構え

対等な関係を作るコツは簡単で、主役は私。決めるのは私だ。」という姿勢を崩さないことです。

  • エージェントのアドバイスは聞くが、最終的な決断は自分が下す
  • 「紹介された求人=正解」ではなく、あくまで「判断材料」のひとつ
  • 違和感は感情論ではなく、リスク検知として扱う

提案に違和感を覚えて断ることは、わがままではありません。良い求人を提案してほしいからといって、必要以上に遠慮したり合わせたりする必要はありません。むしろ、自分なりの軸を持って意思決定できる人のほうがエージェントも本気で向き合いやすくなります。

エージェントを本気にさせる3つの立ち回り

「この人は適当に扱えない」「下手な求人は出せない」とエージェントに思わせることが、質の高い提案を引き出す鍵です。

  1. 条件の優先順位を提示する
    →「職種は絶対に変えないが、年収は多少妥協できる」など
  2. 提案の根拠を必ず聞く
    →求人を提案した理由や自分の経験がどのように活きるのかを言語化させる
  3. スケジュールの主導権を握る
    →「○月まで情報収集、○月に応募開始」など自分のスケジュールで動かせる

この3点を最初に握るだけで、エージェントの姿勢はガラリと変わります。

エージェント利用が向いている人と向いていない人の決定的な違い

向き不向きはあなたの転職活動のスタイルと、エージェントのサポート内容が合うかで決まります。

向いていない人:自分のペース重視・志望企業が明確

次に当てはまる人は、無理にエージェントを使う必要はありません。

  • 志望企業や志望業界が決まっていて、自分でリサーチできる
  • 自分のタイミングで応募したい
  • リファラル(知人の紹介)など、エージェントより強力なコネがある

このタイプは、エージェントを使うメリットよりもデメリットの方が勝つことがあります。

向いている人:市場価値を知りたい・交渉が苦手・時間がない

逆に、以下に当てはまる人はエージェントを使わない手はありません。

  • 自分の市場価値を客観視したい
  • 年収交渉・条件交渉が苦手
  • 求人探しや日程調整を任せたい
  • 書類作成や面接対策に不安がある

自分を客観視することは難しいので、自分の強みは自分一人では気づけないことが多いものです。転職のプロであるエージェントの視点が入ることで、当たり前だと思っていた経験が「武器」に変わることもあります。

実際に、業務やスキルの棚卸しを通じて、求職者自身が認識していなかった強みを言語化し、納得のいく転職を実現した事例があります。
詳細はこちら→
30歳の節目にキャリア転換を決意。新たなステージで自身の”価値”を模索

転職エージェントをコントロールし、上手に活用する方法

エージェントをうまく活用する具体策を紹介します。

初回面談でエージェントの本音を見抜く質問

初回面談はあなたがエージェントを見極める場です。次の質問を投げかけてみましょう。

本音を見抜く質問リスト

Q.私の希望条件の優先順位、どう思いますか?
→ 向き合っていない・ヒアリングが浅いと答えられない
Q.この職種(業界)で、特に失敗しやすいポイントは何ですか?
→ 業界知識の深さが出る
Q.○○職になりたいのですが、今の私の経歴で受かると思いますか?
→ 言いづらいことも相手のことを思って伝える誠実さが分かる
Q.離職率や、募集背景(増員か欠員か)を教えてください
→内定を取るためにブラック企業を進めていないか分かる

この時点で、言葉を濁したり、一般論で逃げたりするアドバイザーは、今後もあなたの役に立ちません。その場で見切りをつけましょう!

推薦文や応募先をチェックし、主導権を握る

トラブルを避ける鉄則は応募の意思決定」と「提出物の最終確認」は自分が行うことです。

  • 応募リストを必ず事前確認する
  • 推薦文は可能な範囲で事前に確認する
  • 一度でも勝手に応募されそうになったら、明確にルール化する

遠慮は禁物です。「プロに任せておけば安心」と信じすぎではいけません。転職はあなたの将来を大きく左右します。大切な決断はあなた自身が決めることが重要です。

合わないエージェントは即変更!NOと言う勇気を持つ

担当変更は珍しいことではありません。変更時は、感情ではなく事実ベースで伝えるようにしましょう。

担当変更の伝え方の例

例1:希望条件の優先順位が伝わらないので、別の担当の方に変更をお願いできますか

例2:連絡頻度が合わず、仕事や転職活動に支障が出ています。連絡ルールを守っていただける方を希望します

ポイントは、人格否定をせずに「活動をスムーズに進めるために変更したい」という前向きな理由にすることです。

複数社を併用し、リスクヘッジを行う

エージェント利用で失敗する最大の原因は、1社しか登録しないことです。比較対象がないと、提案の良し悪しもアドバイザーの質も判断できません。

実際、PR TIMESで公開されている調査でも転職サービスの利用数は2社利用が最も多いという結果が出ています。

複数社を併用することで選択肢が広がり、複数の内定を比較したうえで納得感のある意思決定ができることが示されています。

併用のコツはシンプルで、役割を分けることです。

  • A社:網羅性の「総合型」で母数を確保
  • B社:専門性の「特化型」で質を確保

エージェントを併用するコツはシンプルで、役割を分けることです。A社で網羅性の「総合型」で母数を確保し、B社で専門性の「特化型」で質を確保します。

このように使い分けることで、質の高い提案と専門的なサポートを受けることができ、提案のミスマッチ、アドバイザーとの相性不一致といったリスクにも気付けるようになります

エージェントの複数利用についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
転職エージェントは複数併用してもOK?掛け持ちを伝えるべき?メリットデメリットや選び方まで徹底解説

属性別おすすめ転職エージェントと賢い選び方

転職エージェント選びで失敗しないコツは、知名度だけで選ばないことです。 エージェントの違いを理解し、自分に合ったサービスを選びましょう。

総合型・特化型の違いと自分に合ったサービスの選び方

総合型が向いている人

  • 20〜30代で、まずは世の中の求人を広く見たい人
  • 職種・業界が定まっていない人
  • 未経験の業界・職種にも挑戦してみたい人

特化型が向いている方

  • IT、営業、経理など、狙う職種が決まっている人
  • 「年収○○万以上」「リモート勤務必須」など、条件にこだわりたい人
  • 「20代」「管理職」など、特定の層に強いサポートを求める人

迷ったらまずは、総合型1社 + 特化型1社の2社利用がおすすめです。最初から1つに絞る必要はありません。両方の提案を受けてみて、より自分の可能性を広げてくれた方をメインに利用すれば良いのです。

求人数と実績で選ぶ大手エージェント

大手エージェントは、パートナーというより巨大なデータベースとして捉えるのが正解です。

  • 圧倒的な求人数:比較検討の材料がとにかく集まる
  • 標準化されたサポート:書類添削や面接対策の基礎レベルが高い
  • 知名度と実績:企業側の信頼も厚く、選考がスムーズに進みやすい

代表的な大手エージェントとしては、求人数と実績の両面で強みを持つリクルートエージェントや、サポートの手厚さに定評のあるdodaなどがあります。

まずは情報収集の起点として活用し、全体像を把握する目的で使うのがおすすめです。また、大手ほど多くの求人を一気に提案してくる傾向があります。

だからこそ、自分の希望条件と優先順位を明確にし主導権を握ることが重要です。提案をすべて受け入れるのではなく、自分の軸で判断する姿勢を持ちましょう

自分の市場価値を高めるハイクラス・特化型エージェント

キャリアアップや年収アップを狙うなら、ハイクラス層や特定領域に特化したエージェントの利用は必須です。自分にはまだ早いと避けるのではなく、今の自分がどう評価されるかを確認するツールとして活用しましょう。

  • スカウト機能:待っているだけで、企業からのオファーが届く
  • 専門性の深さ:業界・職種の裏事情に精通し、戦略的なアドバイスがもらえる
  • 市場価値の診断:自分の経歴がいくらで売れるのか、客観的に把握できる

代表的なサービスとしては、スカウト型で市場価値を測れるビズリーチや、20代〜30代の営業職・キャリアアップに特化したSQiL Career Agentなどがあります。

自分の価値を正しく測り、高めるための武器として使い倒しましょう。スカウト型サービスで高額オファーを受け取るには、職務経歴書の完成度が命です。書き方に迷う場合は、以下のテンプレートを活用してください。

【無料ダウンロード】営業職特化の職務経歴書テンプレート

大手で全体像を掴みつつ、特化型で自分の強みを鋭く磨くのが賢い使い分けです

よくある質問Q&A

エージェントを使い始める前に、聞いておきたい素朴な質問に裏事情を交えてお答えします。

Q1. 内定辞退やアドバイザーの変更はしても大丈夫?

A.全く問題ありません。遠慮なく伝えてください。

納得できない会社に入る必要はありませんし、エージェント側も相性があることは理解しているため、アドバイザー変更についても我慢する必要はありません。

ただし、短期間に何度も内定辞退を繰り返す・頻繁な担当変更をする等はNGです。業界内でブラックリストが出回ることはありませんが、優良求人が回ってこなくなるなど転職活動に支障が出る可能性はあります

また、辞退や担当者変更をする場合は、辞退理由を簡潔に説明し感情的にならないようにしましょう。

Q2. 複数のエージェントに登録していることは伝えない方がいい?

A.隠さずに伝えることを強くおすすめします

他社も使っていることが分かると、アドバイザーは他社に取られたくないという競争心理が働きます。結果として対応が早くなったり、提案の質が上がったりする場合もあります。

これも、エージェントをコントロールする立ち回りの一つです。

Q3. 年収交渉はエージェントに任せてもいい?

A.任せるべきですが、丸投げは危険です

企業との間に立って交渉できるのは、エージェントの強みです。ただし、任せきりは危険です。

  • 「最低でも〇〇万円、できれば〇〇万円」という希望年収のラインを事前に伝える
  • 年収だけでなく、残業・リモート・勤務地など条件の優先順位も渡す
  • 「なぜその金額を希望するのか」という根拠を説明し、交渉してもらう

など、交渉内容をエージェントに任せるのではなく、あなたの意思を代弁してもらいましょう。あなたがお金の話をすると企業に悪い印象を与えるリスクがありますが、エージェントを介すことで第三者の客観的意見として交渉できるのが最大のメリットです。

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【結論】エージェントは手段のひとつ。賢く利用して内定を掴もう

「転職エージェントやめとけ」と言われる理由は、アドバイザーの当たり外れだけでなく、成果報酬というビジネス構造にあります。エージェントへの丸投げは、人生の決断を他人に委ねるのと同じです。しかし裏事情を理解し、主導権を握ることで、エージェントは頼もしい存在へ変わります。

主役はあなた自身です。エージェントに使われるのではなく、あなたが彼らを使い倒すのです。 そうすれば必ず納得のいく内定にたどり着けるはずです。迷ったらまず動いてみましょう

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