転職理由で好印象を残すリアルな回答例7選|プロの視点のポイントやNG例を紹介

「転職理由を聞かれても、うまく言葉にできない」
「人間関係や給与への不満を、そのまま伝えてもよいのかわからない」
このように面接での伝え方に詰まってしまい、言語化に悩んでいませんか?
転職理由は面接でよく聞かれる質問ですが、単にネガティブな理由をポジティブな表現へ言い換えればよいわけではありません。採用担当者が知りたいのは、現職で何が起き、どのような工夫や改善を試み、それでもなぜ転職が必要だと判断したのかという背景です。
さらに、次の会社で実現したいことや、これまでの経験をどのように活かせるかまで説明できれば、転職理由にも納得感が生まれます。
本記事では、キャリアアドバイザー歴10年、累計4,000名以上の支援実績を持つSQiL Career Agent事業責任者 武の知見を交え、面接で転職理由を聞かれる理由や好印象を与える伝え方を解説します。
併せて、人間関係・給与・残業・評価制度など、状況別の回答例やNG例、転職理由が思いつかないときの対処法も紹介するので、面接対策の参考にしてください。
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面接で転職理由を聞かれる理由
面接で転職理由を聞かれるのは、単に退職のきっかけを知るためではありません。採用担当者は、以下の2点に一貫性があるかを確認しています。
- 転職活動を始めた経緯(過去)
- 仕事を選ぶうえでの軸(現在)
たとえば、「顧客に深く向き合える営業がしたい」という理由で転職するのであれば、現職でなぜそれが難しいのか、自分なりに改善するために何をしたのかまで説明できることが重要です。何も行動せず環境だけを変えようとすると、採用担当者には「うちに入ってもまた同じ不満を抱くのではないか」と思われてしまいます。
そのため、転職理由では現職で抱えた課題と向き合った過程や、それでも解決できなかった理由まで整理して伝えましょう。
面接で好印象を与える転職理由の伝え方
面接で転職理由を伝える際は、次の4つのポイントを意識しましょう。
- 退職を考えた理由を具体的にする
- 現職では解決できない課題を明確にする
- 転職理由と志望動機を一貫したストーリーで伝える
- 応募先で活躍できる根拠を過去の実績から示す
これらは面接に臨む前に心得ておきたいポイントです。上から順番に言語化をして整理していくと、自然と納得感のある転職理由になっていきます。
退職を考えた理由を具体的にする
転職理由を考える際は、まず「なぜ今の会社を辞めたいと思ったのか」を具体的に整理しましょう。表面的な不満だけでは、転職に至った背景を採用担当者は十分に理解できません。
たとえば、給与が低いという不満でも、その人の感覚や会社の制度によって理由は異なります。以下は、不満を掘り下げて言語化した場合の一例です。
このように、「何が嫌だったのか」だけでなく、「なぜそれを課題だと感じたのか」まで掘り下げることが大切です。
現職では解決できない課題を明確にする
退職を考えた理由を整理したら、「その課題が本当に現職では解決できないものなのか」を考えましょう。
現職で改善できる問題であるにもかかわらず、何も行動せず転職しようとすると、採用担当者からすれば、「入社後も不満が生じたらすぐに辞めてしまうのではないか」と思われてしまいます。
たとえば以下のように、抱えている課題・自分で取り組んだこと・解決できなかった理由の3つにわけて、整理をしてみてください。
例)挑戦できない環境への不満の場合
例)残業が多いことへの不満の場合
これらを「会社が悪いから辞める」という説明ではなく、課題に対して自分なりに行動したものの、環境や制度など自分では変えられない要因があり、転職を選択したという経緯を示すことが大切です。
転職理由と志望動機を一貫したストーリーで伝える
転職理由と志望動機は、それぞれ別の回答として考えるのではなく、一つのストーリーとしてつなげることが大切です。
採用担当者は、「転職活動を始めた経緯(過去)」と「仕事を選ぶうえでの軸(現在)」に整合性があるかを確認しています。
具体的には、次のようにつながっていると、転職理由にも納得感が生まれるでしょう。
一方で、「残業を減らしたいから転職する」と説明しているにもかかわらず、「成果主義でスピード感のある環境に魅力を感じた」と志望動機を伝えるなど、両者につながりがなければ説得力が弱くなります。
転職によって解決したい課題と、応募企業で実現できることを一本の線でつなげることを意識しましょう。
転職理由と志望動機を一貫させるには、志望動機を「なぜその企業なのか」まで具体化することも大切です。志望動機の組み立て方や回答例は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:転職活動で受かるための志望動機の書き方・伝え方|正しい例文・NG例文も解説
応募先で活躍できる根拠を過去の実績から示す
転職理由では、次の会社で実現したいことを伝えるだけでなく、「なぜ自分なら応募先で活躍できるのか」まで説明できると、より説得力が高まります。その際に重要なのが、これまでの営業経験や実績です。
たとえば、次のように「応募先で実現したいこと」と「根拠となる経験・実績」をセットで整理します。
このように、過去の営業経験を振り返り、応募先でも再現できるスキルや行動を示すことで、採用担当者から「入社後も同じように成果を出せそうだ」と評価されやすくなります。
なお、自分の営業経験をうまく言語化できない場合は、営業スキルを可視化することから始めるのも一つの方法です。
SQiL Career Agentが提供する「Sales PRO-FIT™」では、曖昧になりがちな営業スキルや志向性を124種類に細分化して、自分の強みや他社でも活かせるスキルとして可視化できます。転職理由や転職軸がまだ明確になっていない方も、ぜひSales PRO-FIT™を利用して、これまでの営業経験を整理するところから始めてみてください。
【状況別】転職理由の回答例7選
それでは、実際の回答例を見ながら、前述した4つのポイントを転職理由にどう落とし込むか見ていきましょう。
以下では、面接で転職理由として挙げられることが多い7つのケースについて、回答例を紹介します。
人間関係が理由の場合 給与・年収が理由の場合 残業や休日出勤が理由の場合 仕事内容が合わなかった場合 評価制度に不満があった場合 会社の将来性に不安を感じた場合 キャリアアップを目指す場合
回答例をそのまま使うのではなく、自分の経験に置き換えて整理してみましょう。
人間関係が理由の場合
人間関係を理由に転職する場合は、「上司と合わない」「職場の雰囲気が悪い」といった不満だけを伝えるのは避けましょう。
人間関係の問題は転職先でも起こる可能性があるため、採用担当者から「本人にも原因があるのではないか」「同じ理由で退職するのではないか」と懸念されてしまいます。
そのため、どのような状況に課題を感じ、自分から関係改善のために何をしたのかまで整理することが大切です。たとえば、以下のように伝えます。
単に人間関係への不満を伝えるのではなく、自分がどのような環境で力を発揮しやすいのかまで説明することで、納得できる転職理由になります。
給与・年収が理由の場合
給与への不満から転職を決意することは決して悪いことではありません。しかし「もっと給与がほしい」という希望だけでは、採用担当者から条件だけで転職先を選んでいると思われる可能性があります。
実際の面接では、次のような伝え方が考えられます。
このように、「いくら稼ぎたいか」だけでなく、どのようなスキルや価値提供によって収入を高めたいのかまで解像度を高く言語化することが重要です。たとえば、以下のように整理できます。
言語化の例
課題解決力を高めて稼ぐ
→顧客の課題を深く理解し適切な提案で成果につなげられる営業になりたい 提案力を高めて稼ぐ
→商品販売だけでなく顧客ごとの提供価値を高めることで収入を上げたい 専門性を身につけて稼ぐ
→特定の業界や商材に関する知識を深め専門性の高い営業として市場価値を高めたい マネジメント力を身につけて稼ぐ
→チーム全体の成果を高められる大きな責任を担える人材になりたい 再現性のある営業力を身につけて稼ぐ
→商談設計や顧客分析などのスキルを磨き安定して成果を出せる営業になりたい
給与アップそのものを目的にするのではなく、そのためにどのようなスキルを身につけ、顧客や会社へどう貢献するのかまで伝えると、転職理由に納得感を持たせられるでしょう。
残業や休日出勤が理由の場合
残業や休日出勤を理由にする場合も、「忙しいから辞めたい」だけで終わらせないようにしましょう。
採用担当者が確認したいのは、残業時間そのものだけでなく、働き方を改善するためにどのような行動を取ったのか、そのうえでなぜ転職が必要なのかという点です。たとえば、次のように伝えられます。
「残業したくない」ではなく、限られた時間で成果を出すために工夫してきた経験と、今後実現したい働き方をセットで伝えることがポイントです。
仕事内容が合わなかった場合
仕事内容が合わなかった場合は、「やってみたら自分に向いていなかった」と伝えるだけでは、仕事への理解が不足している印象を与える可能性があります。
まずは、実際に仕事を経験したからこそわかった自分の得意なことや、価値観を整理しましょう。たとえば、新規開拓営業が合わなかった場合でも、営業そのものが向いていないとは限りません。
実際の営業活動を振り返り、「どのような場面で成果を出せたか」「どのような顧客との関わり方にやりがいを感じたか」を整理すると、次の仕事を選ぶ軸が見えてきます。
経験から次の仕事を選ぶ軸へとつなげる例
新規開拓より既存顧客への提案で成果を出せた
→仕事を選ぶ軸「顧客と長期的に関係を築ける営業」 個人営業より法人営業にやりがいを感じた
→仕事を選ぶ軸「法人の課題解決に関われる仕事」 短期的な契約獲得より継続支援が得意だった
→仕事を選ぶ軸「契約後も顧客に伴走できる仕事」
実際の回答では、次のように伝えられます。
仕事内容への不満ではなく、経験を通じて明確になった自分の強みと次のキャリアを説明することが重要です。
評価制度に不満があった場合
評価制度への不満を転職理由にする場合は、「正当に評価されなかった」という主観だけで伝えるのは避けましょう。
評価への不満は、「自分が何を評価されたいのか」を明確にすると、仕事選びの軸へ変換できます。たとえば、以下のように整理できます。
実際の回答例は以下のとおりです。
重要なのは、評価への不満を述べることではなく、自分がどのような成果を出し、どのような評価環境でさらに力を発揮したいのかを伝えることです。
会社の将来性に不安を感じた場合
会社の将来性を理由に転職する場合は、「業績が悪そう」「この会社にいても不安」といった曖昧な説明は避けましょう。
会社の将来性は自分だけではコントロールできない部分もありますが、転職理由として伝える際は、自分のキャリアにどのような影響があると考えたのかまで具体的にすることが大切です。次のように伝えるよう意識してみてください。
単に「成長企業へ行きたい」とするのではなく、会社の状況と自分が今後身につけたい経験・スキルを結びつけて説明することで、転職理由としての説得力が高まります。
この回答例のように「これから伸びる市場で、提案の幅を広げたい」と考えたとき、真っ先に候補に挙がりやすいのがSaaS業界です。SaaS業界では、効率よく顧客の課題に向き合うために「The Model(ザ・モデル)」という独自の営業体制がよく取り入れられています。
面接で「なぜその会社なのか」を深く語るためにも、こうした成長業界の仕組みを事前に頭に入れておくのがおすすめです。以下の記事では、SaaS企業で多く採用されている営業の分業体制「The Model(ザ・モデル)」について、職種ごとの役割や企業を見極めるポイントを解説しています。企業選びや面接対策に、ぜひ役立ててください。
関連記事:The Model(ザ・モデル)とは?職種別キャリアのリアルと面接官をハッとさせる逆質問
キャリアアップを目指す場合
キャリアアップは前向きな転職理由ですが、「成長したい」「新しいことに挑戦したい」だけでは、具体性に欠けてしまいます。
そのため「何をできるようになりたいのか」「その成長によって会社や顧客へどのように貢献したいのか」まで伝えることが大切です。たとえば、以下のように具体化してみてください。
具体化した例
営業として成長したい
→経営課題まで踏み込んだ提案ができるようになりたい マネジメントに挑戦したい
→自分の営業ノウハウで組織全体の成果を高めたい SaaS営業に挑戦したい
→データを活用し営業を改善するスキルを身につけたい 大手企業を担当したい
→複数の関係者を巻き込み提案を進める力を高めたい
回答例は、以下のとおりです。
キャリアアップを自分自身の成長だけで終わらせず、身につけたスキルを顧客や会社へどう還元するのかまでセットで説明することで、採用担当者にも転職の目的が伝わりやすくなります。
転職理由が思いつかない方へ、SQiL Career Agentでは回答文を代わりに作るのではなく、転職後のキャリアまで見据えて「何を実現したいのか」という転職軸を一緒に明確にするところからサポートしています。
仕事を続けながら一人で悩み続けるのは、体力的にも精神的にもハードなものです。自分の本音がどこにあるのか、うまく言葉にできない方こそ、まずは今のモヤモヤしたお気持ちのままでも、SQiL Career Agentへお気軽にご相談ください。
面接で避けたほうがいい転職理由のNG例
転職理由の内容や伝え方によっては、採用担当者に「同じ理由ですぐに退職するのではないか」「自社で実現したいことが明確になっていないのではないか」と懸念を持たれてしまいます。
とくに、以下のような伝え方には注意が必要です。
人間関係や職場環境への不満だけを伝える 給与や待遇への不満を理由にする 転職理由が曖昧なまま伝える ポジティブな内容へ無理に変換する
なお、以下の記事では、面接に落ちてしまうNG理由についても解説していますので、併せて参考にしてください。
関連記事:面接に落ちてしまう!NG転職理由3選
人間関係や職場環境への不満だけを伝える
「上司と合わなかった」「職場の雰囲気が悪かった」など、人間関係や職場環境への不満だけを転職理由として伝えるのは避けましょう。
人間関係の問題はどの職場でも起こる可能性があるため、不満だけを伝えると、採用担当者から「転職先でも同じ問題が起きたら辞めてしまう」という印象を与えてしまいます。
人間関係がきっかけだった場合も、どのような状況に課題を感じ、自分から改善するために何をしたのかまで伝えることが大切です。そのうえで、「周囲と意見を共有しながら営業活動を改善できる環境で働きたい」のように、経験を通じて明確になった仕事選びの軸につなげましょう。
給与や待遇への不満を理由にする
給与や待遇への不満だけを転職理由として伝えると、「仕事内容よりも条件を優先しているのではないか」と受け取られる可能性があります。
給与アップを希望すること自体に問題があるわけではありませんが、「なぜ給与を上げたいのか」「どのように収入を高めていきたいのか」まで具体的にすることが大切です。
たとえば、もっと稼ぎたいではなく、「提案力を高めてより大きな顧客課題を解決し、その成果が評価や収入に反映される環境で働きたい」といった伝え方にすると、面接官にも「仕事の成果で正当に稼ぎたい意欲的な人だ」というポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。
また、給与アップの手段まで明確にすることで、今後身につけたいスキルや目指すキャリアとの一貫性も伝えやすくなります。
転職理由が曖昧なまま伝えるABM
「新しいことに挑戦したい」「環境を変えたい」など、転職理由を曖昧なまま伝えることも避けましょう。
転職する目的が明確でなければ、採用担当者は「なぜ自社を志望しているのか」「入社後に何を実現したいのか」を判断できません。まずは、なぜ転職を考えるようになったのかを、具体的な出来事まで掘り下げることが大切です。
成長したいという理由であれば、「どのような経験を通じて成長の必要性を感じたのか」「どのスキルを伸ばしたいのか」「そのスキルを使って何を実現したいのか」まで具体化します。
転職を考えた経緯と現在の仕事選びの軸につながりがあれば、志望動機にも一貫性を持たせられます。
ポジティブな内容へ無理に変換する
ネガティブな転職理由を、無理にポジティブな言葉へ言い換える必要はありません。
本音では評価制度に不満を感じているにもかかわらず、「さらに成長できる環境へ挑戦したい」とだけ伝えても、なぜ転職する必要があるのかが見えにくくなります。
不満を無理に隠すのではなく、以下のように整理することが大切です。
退職理由(現職では解決できない課題)
例)成果を出しても評価へ反映されにくい 転職軸(次の会社で実現したいこと)
例)成果や営業プロセスが明確に評価される環境で営業力を高めたい
現職でどうしても解決できなかった課題と、次の環境で実現したいことをセットで伝えることで、無理に取り繕わなくても納得感のある転職理由になります。
転職理由が思いつかないときの対処法
転職したい気持ちはあるものの、転職理由をうまく言葉にできない人もいるでしょう。
転職理由が思いつかない場合は、無理に面接用の回答を作るのではなく、現職で感じている不満やこれまでの経験を振り返り、自分が仕事に求めているものを整理することが大切です。
具体的には、以下の方法で考えてみましょう。
現職での「やりたくないこと」から書き出す 理想の働き方をイメージする 仕事で大切にしたい価値観を整理する これまでの経験と今後のキャリアを考える 転職エージェントや第三者に相談する
転職理由とあわせて志望動機も思いつかないと悩む方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:転職で志望動機がない場合はどうする?志望動機の重要性や考え方などを解説
現職での「やりたくないこと」から書き出す
最初から、転職して何を実現したいかを考えようとしても、答えが思いつかないこともあります。
転職理由が思いつかない場合は、以下のように、現職でやりたくないと感じていることから書き出し、「その理由→実現したいこと」の順に考えてみてください。
やりたくないことを明確にすると、その裏側にある「自分が次の会社で実現したいこと」も見つけやすくなります。
理想の働き方をイメージする
次に、自分がどのような環境で働きたいのかをイメージしてみましょう。
「今の会社が嫌だから転職する」だけでは、次の会社でも同じミスマッチが起こる可能性があります。転職先を選ぶ基準を明確にするためにも、理想の働き方を具体化することが大切です。
たとえば、以下のような視点から考えてみましょう。
✓ どのような顧客を担当したいか✓ 新規営業と既存営業のどちらに取り組みたいか✓ 個人とチームのどちらで成果を追いたいか✓ どのような評価を受けたいか✓ どのようなスキルを身につけたいか✓ どのような営業スタイルで働きたいか
理想をすべて満たす会社を探す必要はありません。自分にとって譲れない条件と、妥協できる条件を整理することで、転職先を選ぶ軸が明確になっていきます。
仕事で大切にしたい価値観を整理する
転職理由を考える際は、自分が仕事で何を大切にしているのかも整理しましょう。
今の職場で感じる納得のいかないことやストレスは、決してネガティブなだけのものではありません。実は、その強い不満の裏側にこそ、次の職場で本当に実現したい働き方が隠れているからです。
日々のひっかかりを少し角度を変えて見てみると、次のように自分が求めている本音が見えてくるはずです。
自分が不満を感じた理由を掘り下げることで、次の会社を選ぶ際に重視したい価値観も見えてきます。
これまでの経験と今後のキャリアを考える
転職理由を整理するときは、今の不満だけでなく、これまでの経験と今後のキャリアをつなげて考えてみましょう。
たとえば、これまでの仕事で「成果を出せたこと」「評価されたこと」「やりがいを感じたこと」を振り返ってみてください。
具体的には、既存顧客への追加提案で成果を出した経験があるなら、顧客との関係構築や課題の深掘りが自分の強みかもしれません。その強みをさらに伸ばしたいと考えれば、「顧客と中長期的に関係を築ける営業」という今後の方向性につなげられます。
過去の経験から自分の強みを見つけ、その強みを今後どのように伸ばしたいのかを考えることで、転職理由だけでなくキャリアプランも整理しやすくなります。
キャリアプラン自体が思いつかない場合は、以下の作成ガイドを参考にしてください。
関連記事:キャリアプランが思いつかない人へ|夢がなくても評価される逆算型作成ガイド
転職エージェントや第三者に相談する
自分だけで転職理由を整理するのが難しい場合は、転職エージェントなどの第三者へ相談する方法もあります。
自分では当たり前だと思っている経験でも、第三者から見ると強みとして評価できるケースがあるためです。また、質問を受けながら経験を振り返ることで、「なぜ転職したいのか」「次の会社で何を実現したいのか」が明確になります。
たとえば、営業職の場合は「法人営業を経験した」「目標を達成した」と整理するだけでなく、どのような営業行動によって成果を出したのかまで分解するのが有効です。
SQiL Career Agentでは、営業職の転職に精通したキャリアアドバイザーが、あなたのこれまでの経験や実績を一緒に整理し、転職理由や今後のキャリアを考えるサポートをします。
「今の会社を辞めるべきかわからない」「自分の経験が転職市場でどう評価されるのか知りたい」といった段階でも相談できます。まずはこれまでの経験を棚卸しし、自分に合ったキャリアを考えるところから始めてみてください。
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転職理由に関するよくある質問
ここでは、転職理由に関するよくある質問に回答します。
転職理由は職務経歴書に書く?
転職理由は、基本的に職務経歴書へ書く必要はありません。職務経歴書は、これまでの仕事内容や実績、身につけたスキルなどを伝えるための書類だからです。
ただし、短期間での退職など、経歴について補足が必要な場合は簡潔に記載することもあります。
職務経歴書をこれから作成する方は、53種類の営業職種に対応した職務経歴書テンプレートも用意しています。
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自分のアピールしたい職種にぴったりの手本が見つかるため、自己流で悩むことなく、面接官の目に留まる「数字や成果の伝え方」が自然と身につきます。ゼロからフォーマットを作る手間を省き、書類の完成度をぐっと高められますので、ぜひ活用してください。
営業職が転職理由を伝える際の注意点は?
営業職が転職理由を伝える際は、これまでの営業経験と転職先で実現したいことを結びつけることが大切です。
ただ「新規営業がきつかった」「ノルマが厳しかった」と伝えるのではなく、その経験から何を感じ、どのような営業に挑戦したいと考えたのかまで整理しましょう。
営業職ならではの転職理由の回答例や伝え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:営業職の転職理由とは?具体的な回答例や伝える際のコツ、注意点などを詳しく解説
転職理由は本音でそのまま伝えてもよい?
転職理由で嘘をつく必要はありませんが、本音をそのまま伝えるのは避けたほうがよいでしょう。たとえば、「給与が低い」「上司と合わない」と伝えるだけでは、単なる不満として受け取られてしまいます。
大切なのは、不満を無理にポジティブな言葉へ置き換えることではありません。なぜ不満を感じたのか、自分なりに何を変えようとしたのか、それでも解決できなかったのはなぜかを整理し、転職先で実現したいことまで伝えましょう。
転職回数が多い場合はどのように説明すればよい?
転職回数が多い場合は、それぞれの転職理由を説明したうえで、今回の転職で何を重視しているのかを伝えることが大切です。
過去にミスマッチがあった場合も、その経験から何を学び、今回の企業選びにどう活かしているのかを説明できれば、転職に対する考えが伝わりやすくなります。
転職回数が選考に与える影響や、転職活動を進める際のポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:転職回数が多いと人生終わり?20代・30代が次の転職を成功させる完全ガイド
まとめ
転職理由を伝える際は、不満を無理にポジティブな言葉へ置き換えるのではなく、「なぜ転職を考えたのか」を自分の経験から整理することが大切です。
現職で起きている課題、自分なりに改善するために取り組んだこと、それでも解決できなかった理由を整理したうえで、次の会社で実現したいことまでつなげることで、納得感のある転職理由になります。
また、面接では転職理由だけでなく、これまでの経験を応募先でどのように活かせるのかまで説明できると、自分を採用するメリットもより伝わりやすくなります。
SQiL Career Agentでは、Sales PRO-FIT™を活用し、曖昧になりがちな営業スキルや志向性を124種類に細分化して可視化したうえで、転職理由・転職軸・志望動機まで一貫した形で整理するサポートを行っています。
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無理に転職を勧めるようなことは一切ありません。プロの手を借りて、これまでの営業経験を客観的に紐解くことから始めてみませんか。


